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館内にはただただ目を見張るばかりでした。クラシックな柱、広く長い階段は、ここにいるだけでその国の長い歴史の重みを感じました。また、同時に日本の文化のよさや特色についても、改めて認識しました。それぞれの国の文化には、それぞれの歴史があり、違いがあるところに、意義があるのではないかと思いました。

東欧の旅、そして交流を通して得た教訓を、これからの私の生き方に生かしたいと思っております。貴重な体験を、ありがとうございました。

初めての国際体験と感動

立垣陽子

私は、第7回身障青少年(ろう者)の国際体験は、二度と出来ない体験という事で、戸室氏から、推薦して頂き参加しました。

15日間、ドイツ・オーストリア・ハンガリー・フランス、4ヶ国をまわり、色々と視野を広める事が出来、本当に良かったと思っています。

《ドイツ》

ハイデルベルクは、最古の大学都市で、ネッカー河畔のレンガ色の町並み!

ハイデルベルク城・旧市街も緑豊かな森や丘陵に囲まれていて、息を飲む様な古色に満ちている。

ハイデルベルク城の地下にある、酒倉の大酒樽は、約22万lと言う巨大さで壁もラクガキだらけだった!

ドイツの有名なロマンチック街道と古城街道が交わる町、ローデンブルク。

壁で取り囲まれた町全体が、中世のまま。

数百年の時をタイムスリップしたような錯覚を受けました。

《オーストリア》

音楽と博物館の町ウィーン。

音楽の都のシンボル、聖シュテファン大聖堂へ行き、地下にある納骨堂へ…!本物の骨が積んであって、すごく寒く怖かった。

華麗なシェーンブルン宮殿では、王宮の堂々たる姿に異国であることを改めて実感。

そして、最後の夜に観劇『美女と野獣』を鑑賞。

とてもすばらしかった。(もう一度見たいと思っています。)

《ハンガリー》

ブダペストから、少し離れた町、センテンドレでの見学は、石畳の道と中世の面影を残す、家並が見事な街だった。

また、夜のブダペストの夜景は最高でした!

訪問したろう学校は、ドーナツ状に教室が連なっている、独特な建物で通路も回れる様になっている。

この学校の教師の中にろう者教師もいました。

ハンガリー市内にいて、夜、他のヨーロッパ派遣団と一緒に、民族音楽や舞踊を見ながら食事を楽しみました。

《フランス》

パリは、芸術の都として見どころが多く、この町は名画を眺める様で美しかった。

パリの凱旋門、エッフェル塔で、街灯のともる夜景は、眩しく輝いていて魅力的であった。

一度行ってみたかった“ヴェルサイユ宮殿”、有明さんと中山さんと私と三人で見学。

とても感動し綺麗で感激しました。

そして最後の夜、セーヌ河下りの船に乗って、約2時間の最後の晩餐!

食事したあと、一緒に乗っていた他の人達と踊ったりしながら、最高の夜を過ごした。

《訪問・交流会》

ドイツ・オーストリア・ハンガリーとのろう学校、社会省、身障者訓練センター、企業訪問、難聴者協会本部など、見学させて頂きました。

ドイツのろう学校は、口話主義の面もあって、発声練習などで、手話は全くと言っていい程なく『手話の言う定義はない』と言った方針に基づいた言語指導だった。

しかし、自由時間の時、生徒達は、手話を使っていた。

オーストリア社会省と身障者訓練センターでは

 

 

 

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