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療機関同士の連携が容易となるため、受ける医療サービスの質の向上が期待できる。

さらに、患者に対する検査や薬剤の処方の重複を防ぐことができ、医療費の削減となる。

電子カルテによって、情報の正確な入手が可能となり、行政の判断材料となる情報の入手が容易となる。

 

(4) 遠隔医療

?@ 従来からの機能

a) 患者にとっての機能

医師と対面し症状等を伝え、相談や診察をしてもらう。

b) 医療従事者にとっての機能

患者と対面し、診断に必要な情報を得る。また、専門医の判断を仰ぐ場合には、紹介状や画像等を提供する。

c) 医療行政上の機能

診療報酬の一項目であり、診療報酬に規定されている治療や処方を決定する前提となる。

?A 電子化によって付加された機能

a) 患者にとっての機能

医師と直接対面しなくても、相談や診察をしてもらうことができる。通院時間や待ち時間の節約になり、また遠方の専門医に診察をしてもらうことも可能である。

b) 医療従事者にとっての機能

患者と直接対面し、診断に必要な情報を得ることができる。画像やデータ等を遠方の専門医に送り、判断を仰ぐこともできる。

c)医療行政上の機能

医療従事者の供給に関する地域格差を、通信技術の活用により解消することができる。

 

(5) 処方せん・レセプトの電子化

?@ 従来からの機能

a) 患者にとっての機能

 

 

 

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