情報化の風潮の変遷は急で、昨今はCALSより、インターネット・イントラネットやデータウェアハウス等の言葉が良く聞かれるようになった。ただしCALSの目指すところは個々の新技術に依らない、いわばより効率的なシステムのあり方を探求するものであるといえる。アメリカのECRC(電子商取引リソースセンター)ではCALSの啓蒙方針として「ビジネスの自動化は技術の導入ではなく、文化や考え方の改革によるものである」としている。その意味からすればCALSを検討し、取り入れていくことはこれからも重要であり続けるものである。