CALS技術研究組合は、CALSが産業の競争力に大きな影響を与えるとの観点から、通産省が1995年度予算で約4億円をつけてスタートしたものである。同組合には民間企業も多く参加しており、コンピュータ業界だけでなく重工業、エネルギー、鉄鋼、自動車など幅広い業界から企業70社が参加している。同組合の目的は「実際にCALSをつくる」という実証モデルの構築を最大の目的としている。モデルには発電プラントの開発を想定して、CALSの特徴である、開発時間の短縮効果、部品調達の迅速化や効率化などにおける効果を測定するものである。