CALSは一般にContinuous Acquisition and Life-cycle Supportの略称であり、アメリカの国防総省におけるロジスティックスの改革から発祥したものである。ロジスティックスとは一般に、補給(兵站)に関わる製造・流通・事務管理全体にわたる業務・技術をさすとされている。しかし、その後CALSの概念は広がり、国防の領域からアメリカの産業界さらには世界的な動きに発展している。
CALSとは考え方だけではなく、データベースやEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)、ネットワークなどの技術や標準データを体系づけるなどを、様々な領域を含んでいる。CALSを一言で説明することは難しく、人や組織によって様々な捉え方をされている。ここではCALSを出来るだけ網羅的に捉えたい。