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極的にはすべてのパターンによるアクセスを具現化することが望まれるが、実行的なスモールスタートに際しては、これらのうち実現可能な形態を以て、限定的なアクセスポイントを提供することとなる。

・公共エリア及び半公共エリアに設置された情報キオスクからのアクセス

このバリエーションとしては、車載タイプの可搬/移動型の情報キオスクを街頭等に巡回させて、行政サービスのアクセスポイントを面的に展開する形態も想定される。

・自宅のPC端末等からのアクセス

いわゆる、在宅行政サービスのアクセス形態を示す。PC端末に限定される訳ではないが、通信機能を有したPCを内蔵した端末:ネットワークコンピュータの適用をイメージしている。

・事業所のLAN端末等からのアクセス

広域にまたがる事業所相互間をネットワーク化したWANに収容されているLAN端末からのアクセス形態を含む。

・出先からの携帯情報端末からのアクセス

個人が持ち歩く携帯情報端末によって、街頭等から官民情報通信ネットワークにアクセスする形態を示す。具体的には、1)街頭に設置された情報キオスクに携帯情報端末をコネクタにて(あるいは赤外線にて)接続する形態、或いは、2)PHS等のワイヤレスアクセス系にエアインタフェースを介して接続する形態等が想定される。

・上記を自由に渡り歩くことが可能なアクセス

行政サービスを受ける各個人が、上記に示した多様なアクセス形態をTPOに応じて、適宜自由に選択してアクセスする形態を示す。本アクセスの形態に際しては、個々のケースに応じて使用される端末が異なるという必然性がある。例えば、在宅行政サービスを受ける際の自宅PC端末、事業所のLAN端末及び持ち歩く情報携帯端末はそれぞれ別の端末となる。これら各種の端末からの官民情報通信ネットワークヘのアクセスに際して、共通的に本人認証を担保するセキュリティ管理システムが必要となる。このセキュリティ管理システムを実現する手段としては、各個人固有のID等をインプリしたICカードの携帯を前提とした本人認証システムが挙げられる。具体的には、各アクセス形態に際し、このICカード

 

 

 

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