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表3−2 地方公共団体がCD−ROMによって提供する情報の例

地方公共団体 CD−ROM 内容
神戸市須磨区須磨区あんない
CD−ROM
区役所窓口案内のほか、区の概要や年中行事、名所・旧跡
ガイド、レジャー・文化施設ガイドなどを映像を活用して紹介。
中国通産局 「グラフィックスちゅうごく」
CD−ROM版
中国五県の地域産業の現状や産業関連プロジェクトなどを
グラフや音声で紹介。中国通産局が毎年出版している「グ
ラフィックスちゅうごく」をCD−ROM化。
九州通産局 「九州のカタログ化作戦」 九州各地の工場適地、企業紹介、特産物、観光など様々な
分野の産業情報をまとめたCD−ROM。
名古屋市 「世界都市産業会議」
CD−ROM
「世界都市産業会議」の模様を収めたCD−ROM。会議の
開催趣旨や委員の経歴紹介のほか、西尾市長のメッセージ、
最終日に発表された提言の内容などを日英二カ国語で収録。
北九州市 英語版CD−ROM
「Import Success
in Kitakyushu−対
日輸出は北九州市へ」
市の輸入促進地域(FAZ)計画を説明するための英語版
CD−ROM。計画の概要や東アジアでの北九州市の優位性
などを文字やコンピューターグラフィックス(CG)映像
を使って説明。
島根県 島根県地域情報化促進
懇話会報告書
CD−ROM
高度情報社会に向けて県が取り組むべき課題をCD−ROM
にまとめたもの。提言内容のほか懇話会議事録、パソコン
通信で寄せられた県民の意見を収録。
香川県 香川県地域情報推進
拠点整備計画
CD−ROM
「香川県地域情報推進拠点整備計画」報告書の内容全体を
CD−ROM化。
浦和市 浦和市総合計画
CD−ROM
市の総合計画をCD−ROM化。

 

3−1−2 パソコン通信による情報提供

パソコン通信を情報提供に利用している事例も多い。パソコン通信による提供のメリットとしては、

1.情報の更新が比較的容易であり、常に最新の情報を提供することができる

2.提供側にとっても利用側にとっても比較的低コストである

などがあげられる。一方デメリットとしては、

1.パソコン(もしくはワープロ)の利用が前提となるため、機器の準備や操作にハードルがある

2.提供する情報形態に制限が大きく、基本的にはテキストデータしか提供できない、と、いったことがあげられる。

行政がパソコン通信によって情報提供を行う場合には、地方公共団体が独自に実施する形態と商用パソコンネットを通じて情報を提供する形態の二つに分けられる。以下に、それぞれの事例をあげる。

 

 

 

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