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このようにインターネット利用者が多いのは、下記のようなインターネット利用環境が整備されたためである。まず、自宅で端末を所有していない住民は、大学や公共施設に設置されている端末を操作することによってインターネットに接続できる。この場合、各人にそれぞれIDと電子メールアカウントが発行されるが、機器の使用料やID発行手数料等は無償となっている。一方、自宅で端末を所有している住民は、モデム(14.4 Kbps)あるいはEthernetを用いて大学に接続する。モデムによる接続では月額8.6ドルの基本料金が必要となり、Ethernetによる接続では月額30ドルの基本料金が必要となる。ただし、大学関係者は無償となっている

 

4−3−6 インターネットによる大学教育

米国では、インターネットによる大学教育が実際に行われており、インターネットにより受講した生徒が学士・修士号が取得可能な大学も存在する。しかも、物理的な大学施設を持たずインターネット上で仮想の大学教育を行う、いわゆる「オンライン大学」も存在する。以下にインターネットによる大学教育が行われている主な大学をあげることとする。

・カリフォルニア州立ドミンゲスヒルズ大学:5年以内にプログラムを修了すれば、人文学の修士号が取得できる。

・クリストファー・ニューポート大学:行政管理(刑事司法運営、行政学、法律学、国際関係学など)の学士号取得可能。

・マサチューセッツ工科大学:学部や修士レベルの各種コースがあり、単位取得可能。

・シテイ大学:MBAやコンピュータサイエンスに関わる学士号が取得可能。学士コース1単位176ドル、修士コース244ドル。

・フェニックス大学:インターネット上で授業を行い、経営学、経営情報システム、経営管理の学士号や、MBA、技術管理、組織管理の修士号取得可能。修士課程の入学要件は、23歳以上で、33以上の職務経験。

・スペクトラム・バーチャル大学:ソフトウェア会社のスポンサーによる、無料の「オンライン大学」。

・スタンフォード大学:工学系科目の授業で用いられた教材と学習プロセスをコンピュータ・ネットワーク上に公開。ビデオ会議とインターネットを用いたバーチャル・クラスによる学習を行っている。

 

 

 

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