これらのニューメディアシステムは、芸術作品についての補完情報を提供するものであって、その情報により県民が芸術をより楽しく鑑賞できるようにするための一つのツールである。
また、将来的にインターネットなどでバーチャル美術館などを展開したとしても、バーチャル美術館を楽しむだけでなく、バーチャル美術館をきっかけにして本物の絵画を鑑賞するために文化センターに足を運んでもらえるようなものにしていきたいと考えている。
?C 課題
芸術作品を多く扱っているため、著作権が大きなネックになる。仮に、パブリックアート検索システム(公共空間に設置された野外彫刻等の画像・文字データベース)に用いられているデータベースをインターネットで公開するとなると、メディアが異なる(現在のメディアは光磁気ディスクによるスタンドアローンのパソコン)ため、再び作者の了承が必要となる。
現在の情報処理技術では、ある程度のことは何でもできる。それゆえ、ハードウエアには問題を感じていない。しかし、ソフトウェアの作成が難しい。現在、情報文化センターでは管内のCATVやハイビジョン、12面マルチビジョン・システムに流すソフトウェア(各施設の紹介やイベント案内など、主に映像ソフト)を自主制作で行っている。そのソフトウェアの作成には手間隙がかかる。
パソコン通信によって、愛知県美術館の収蔵作品等の情報やアートライブラリーの書誌情報の提供を既に行っているが、現在では文化施設などからのみのアクセスとしている。一般の県民からのアクセスについては、インターネットが急速な勢いで普及していったことから、インターネットを活用して、現在の情報提供サービスを行っていこうと考えているからである。
4−3 米国マルチメディア基盤の把握
4−3−1 全米情報基盤の行動アジェンダ
全米情報基盤の行動アジェンダでは以下のような基本理念が述べられている。
NIIの開発が、情報革命をもたらし、人々の生活、労働、交流様式に大きな変化がもたらされることが予想される。例えば、
前ページ 目次へ 次ページ