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(昭和60年度〜平成3年度)
第3節 協力援助事業
協力援助事業 日本青年の海外派遣事業
国家間の相互依存関係が一層深まり、わが国の国際的地位が高まるに従って、国際交流の分野においてわが国の果たすべき役割は、ますます重要となった。
「青年海外派遣」は、皇太子殿下のご成婚を記念し、昭和34年度から総理府において青少年の健全育成の一環として始められ、59年7月1日以降は、事業の実施を担当している青少年対策本部が総理府から新しく統合された総務庁に移管されたことから、総務庁の事業として実施されている。派遣団は、オセアニア班、中米班、南米班の3班に分かれて派遣された。
「日本・中国青年親善交流事業」は、日中平和友好条約の締結を記念して、54年度から日中両国政府が共同で実施しているもので、「青年中国派遣」はその一環であった。
「日本・韓国青年親善交流事業」は、59年の日韓両国首脳会談における共同声明の趣旨に基づき、62年度から日韓両国政府が共同で実施しているもので、「青年韓国派遣」はその一環であった。
本会は「日本青年海外派遣」事業団務処理委員会の要請に応え、制服を支給するなど勤労青年を育成する本事業を支援している。

中国遼寧省で現地の青年と交歓する
日本青年海外派遣員

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