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(昭和55年度〜59年度)
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第3節 魅力ある地域づくり
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1.行政支援と公益の確保 公益・教育情報の開発
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昭和50年代に入り、国民の情報に対する二一ズは多様化・高度化し、特に電話とテレビの中間領域として、数千人から数万人を対象とし、受け手のリクエストに応じて個別に情報を提供する新しいメディアの開発が待望されるようになった。このような要望に応えるものとして、郵政省と日本電信電話公社(現、NTT)により54年末からキャプテンシステムの共同実験が開始された。 キャプテンシステムとは、専用アダプターを介して電話回線にテレビ受像機を接続し、リクエストに応じセンターから送られてくる文字図形情報をテレビに映しだして読み取る文字図形情報ネットワークシステムである。このシステムが完成すると、電話とテレビさえあればいつでも、どこでも、だれでもが欲しい情報を、手軽に低廉な価格で入手することが可能となるものと期待された。 このキャプテンシステムの実験を円滑にすすめるには、システムの技術的な可能性を確認するとともに、国民のニ一ズ、経済性、利用技術等を調査・検討し、その成果の周知・普及を図る必要があり、(財)キャプテンシステム研究所が設立された。 本会は55年度から57年度まで同研究所に補助金を支出し、公益情報および教育・学習プログラムの開発を支援した。 このうち公益情報については、東京都世田谷区の協力を得て「世田谷の四季」「世田谷の散歩コース」「世田谷区の美術館・博物館」など7項目の画面、教育・学習プログラムについては、小中学生が家庭で行う適切な予習・復習の方法を考案し、各学年1科目ずつが開発された。作成した画面はキャプテンシステムの実験に供され、公益・教育情報メディアとしての機能が実証された。 |
キャプテンシステムによる 公益・教育情報の画面 |
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