本会の広報活動は、昭和39年11月、会報誌『船舶振興会報』の発行に始まった。その後、わが国造船業界の発展に伴い拡大する広報業務に対処するため、41年4月広報課を設置して、広報の業務体制を整備し、43年4月には会報誌を月刊化、笹川良一会長の「私の提言」の連載を始めた。また、44年4月には『船舶振興会報』を『船舶振興』に改題し、親しみやすい会報づくりに努めた。 その間、わが国造船業の発展は著しく、その進水量は世界第1位となり、造船技術も世界の水準を超えるに至ったが、船舶の高速化・自動化等の新技術の開発テンポも一段と速まったため、海難防止、海事思想の普及等の啓発が重要となった。また、造船関係以外の観光、体育、社会福祉、国際協力等の事業の実情を紹介し、国民一般の理解と関心を喚起することが必要とされた。 そこで本会は運輸大臣の認可を得て、46年度から「造船事情等の周知事業」を直轄事業として実施することになった。これによってテレビ番組の提供、CM・特別企画番組等の制作と放映、新聞・雑誌広告ができるようになり、46年8月からテレビニュース「日曜夕刊」を提供するとともに、振興事業のPR映画『北洋海難』(16ミリ、カラー18分)を制作した。その後も50年度からラジオスポット放送を開始するなど多数のマスコミ媒体を通じた周知啓発活動を積極的に推進する一方、52年度から新聞突出し広告、都営バス外側広告、57年度から電光表示板による広告を実施して、青少年に対する体育、徳育、その他社会啓発を行っている。 また、52年度から連合新聞社発行の『連合新報』を報道関係先等に配布して、造船事業、社会福祉事業、公益事業等の周知啓発に努め、58年以降、都内3,000か所の電柱に災害避難場所誘導表示を貼付して、非常災害時における一般市民の避難にそなえている。 |
創刊号 改題第一号
テレビCM「火の用心・一日一善」編 テレビCM「火の用心 テレビCM「オーバ-ブルック盲 ・チンパンジー」編 学校」編
提供番組「ときめきマリンU」
提供番組「一休さん」
新聞突出し広告
バス外側広告
「クリーンボード」広告
各種刊行物
災害避難場所誘導表示電柱 |