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(昭和37年度下半期〜45年度)
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第5節 日本万国博覧会への協賛
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日本万国博覧会への協賛
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「人類の進歩と調和」をメインテーマとした日本で最初の万国博覧会が昭和45年3月15日〜9月13日の約6か月間、大阪府吹田市の千里丘陵で開催された。海外からの参加団体は政府機関76、国際機構4、州6、都市3、政庁1、企業2の計92、わが国からは政府のほか公共団体3、民間企業・団体28の計32という大規模なものとなった。 日本万国博覧会の開催に先立ち、政府は43年8月に開催された関係閣僚協議会で、万博入場料を引き下げるため、その事業費の一部としてモーターボート競走関係団体に収益金20数億円の拠出を求める方針を決定した。 これに応え、本会および全国モーターボート競走施行者協議会、(社)全国モーターボート競走会連合会、各地モーターボート競走会、全国競艇施設所有者協議会はモーターボート競走関係万博協賛会を設立し、万博協賛の推進に努めた。一方、運輸省においては万博事業資金としてモーターボート競走の収益金を確保するため、43年11月に「モーターボート競走法施行規則の特例に関する省令」を公布し、1競走場につき通常の枠を越え年間12日以内の万博協賛競走を開催できるようにした。 この省令に基づき、延べ179日の万博協賛競走が実施され、本会およびモーターボート競走関係団体はその収益金とその間の利子を含む21億円余の協賛金を(財)日本万国博覧会協会に寄付した。 これとは別に、本会は独自で41〜44年度に約2億円を(財)日本万国博覧会協会に補助金として交付し、この資金は万博広報の展開、苑内彫刻像の制作、会場の整備等にあてられた。 万博広報は、和文・欧文2種のクォータリーとマンスリーのレポートが国内外のオピニオンリーダー、政府、企業等に配布され、万博イメージの浸透と各国・各機関の出展意欲の喚起に役立ち、博覧会成功の礎となった。 また、苑内彫刻像は、博覧会のテーマである「人類の進歩と調和」を具象化した大4個、小20個が制作され、屋外美術広場の形成とあわせ、統一的なイメージのもとに調和ある会場建設に寄与した。 こうして日本万国博覧会は会期183日間に延べ6千21万8,770人が入場し、パビリオンの数・規模とともに万博史上最高のものとなり、成功裡に閉幕した。 |
日本万国博覧会会場
協賛金の目録を贈呈する笹川良一会長
特別協賛金等内訳 モーターボート競走関係団体 16億2,288万円 日本船舶振興会 特別協賛金 4億8,598万円 補助金 1億9,338万円 ―――――――――――――――――――― 合計 23億 224万円
太陽の塔
虹の塔
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