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(昭和37年度下半期〜45年度)
第1節 (財)日本船舶振興会の設立
4.船舶振興ビルの建設 会館設立の構想
昭和37年のモーターボート競走法の改正によって設立された本会は、事業開始に伴う諸態勢を整え、全面的に業務を開始したのであるが、本会設立の目的を恒久的な基盤のうえに立って積極的に実施するため、日本船舶振興会館(仮称)の建設計画に着手した。
会館建設予定用地は、(財)日本船舶工業振興会時代から同振興会が折衝をつづけ契約した土地で、本会設立と同時に同振興会より引き継いだものと、本会設立後購入した一部の土地であった。同用地は東京都港区芝琴平町35、36、37番地にあり、虎ノ門の都電の停留所や地下鉄の駅に近く、本会が会館の立地条件として最も適当と考える条件を備えていた。
本会はこの用地370坪3合に鉄筋コンクリート造り、地上10階地下2階、延4,099坪の会館を建築することを計画し、会館には本会の事務所を設置するほか、造船および造船関連工業に関する諸団体や海難防止等に関する諸団体をできるだけ収容し、これらの団体等の事業遂行に必要な諸施設を備え、いわゆる船舶センターとしての必要な機能を有するものとし、造船関係事業ならびに海難防止事業等の振興に資する構想であった。

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