昭和60年度事業報告書
第1 一般概要
モーターボート競走事業は、ここ数年入場人員の低下、売上の低迷等極めて厳しい情勢下にあったが、昭和60年度においては関係者の格段の努力により、売り上げについては一部に下げどまりの傾向がみられるものの入場人員についてはなお低減傾向にあり、依然として予断を許さない状況にある。
当会はこのような情勢に対応して振興事業を一層有効適切に推進するよう努めるとともに、業務運営にあたっては、その能率化、円滑化を図った。
また、振興事業の実施にあたっては、主務官庁及び関係機関の意向を尊重し、政府の重要施策の遂行に積極的に協力し、かつ学識経験者及び関係業界の意見、要望も十分考慮してこれらの事業の効率化に努力し、国民経済の発展並びに公益の増進に寄与した。
第2 管理業務
(1) 役員
昭和60年6月1日付滝澤義夫理事の辞任に伴い、その後任として、会長は堀家重俊氏を昭和60年6月20日理事に選任し、昭和60年7月18日運輸大臣の認可を得た。なお、任期は前任者の残任期間(昭和61年9月30日まで)である。
さらに、昭和60年12月24日をもって、細川隆元理事、並びに成田有恒理事の任期が満了したため、会長は、昭和60年12月5日両理事を選任し、また、理事に欠員が生じているため、近年の海外協力援助業務の重要性を鑑み、海外事情に精通している外交評論家の加瀬英明氏を昭和60年12月11日理事に選任し、昭和60年12月25日合わせて運輸大臣の認可を得た。
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