資料4 君津市教育委員会主催 「第55次君津支部教育研究集会」
1. ホームページ用原稿(注)
(注)ホームページ掲載を躊躇する学校があったため、公開はしていない。
以下の資料中においても、○○、●●のように学校が特定できないようにした。
|
活動実績 〜教員研修〜
環境問題と教育に関する研修会
第55次千葉県教職員組合君津支部教育研究集会 参加報告
2005年9月23日千葉県木更津市において、第55次千葉県教職員組合君津支部教育研究集会が行われました、同会は君津地区の教職員を対象にした数育研究行事の一つで、その中の「環境問題と教育分科会」は、海洋教育および環境教育に関する意見交換の場となっています。
当財団は、富津市教育委員会の今井常夫先生のご紹介もあり、一昨年より共同研究者(助言者)としてお招きを受けております。本年度も、分科会を担当される環南小学校の辻俊明先生よりお話を頂いたことから、共同研究者(助言者)として福島朋彦が参加しましたので、その様子を菅家英朗が報告します。
■概要
分科会は2部構成で行われました。前半は○○小学校の●●先生と鎌足中学校の藤嵜保先生による教育事例の発表があり、後半は福島研究員による全体講評がありました。約30名の先生方が参加し、熱心な意見交換がありました。
■詳細
1. ○○小学校による干潟の教育
○○小学校の事例報告(中央)
○○小学校による干潟の教育はこの地域外でも知られる歴史ある活動です。自然を相手にする場合は活動の継続性も大切な要素ですが、新しい方向性を探らなければマンネリに陥ってしまいます。その点、○○小学校の取り組みには、常に新しさを取り入れようとする姿勢が感じられました。●●先生の言葉どおり、“前から指導、横から支援、後ろから見守り”がなされている興味深い事例紹介でした。
2. 鎌足中学校によるゴミ問題の実践活動
鎌足中学校の事例報告
鎌足中学校は、この3年間で生徒数が半減して今では44名となったそうです。あまりの減少のため、体育祭では組み体操もできなくなってしまったとか 思わず、“頑張れ鎌足中学校”と声をかけたくなりました。
しかし、地元の皆さんと一緒になって不法投棄されたゴミ回収を行う生徒たちのビデオをみると、“そんなことへっちゃらさ”との声が返ってきそうでした。藤嵜先生をはじめとする鎌足中学校の元気が伝わってきました。
3. 共同研究者による講評
福島研究員は、両校の取り組みを高く評価しつつも、一人の先生の努力には限界があることに触れました。確かに、最近の教育現場では、教えるべきことが増える一方で、教えなくてもよいことは増えていません。すなわち、学校側の負担は増える一方です。そうしたなか、外部機関との連帯によって、少しでも効率の良い教育を目指すことが彼の提案でした。
活発な質疑応答
■所感
いずれの報告も、身近な自然である干潟や森を守り育てることで、住む町への誇りを芽生えさせた好事例だと思いました。共同研究者の講評にもありましたが、外部支援団体を有効に活用し、教育現場にはない専門的な知識やノウハウなどを得ることができれば、活動内容が一層充実するものだと思った次第です。先生方のご努力を思い、本当に頭の下がる一日でした。先生方、これからも頑張ってください。
このホームページは、日本財団の協力を得て制作しました。
Copyright(c) 2004: OCEAN POLICY RESEARCH FOUNDATION All rights reserved
|
|