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表彰式典
The FESCO Award Ceremony
 
平成17年度表彰式典次第
■第1部 表彰式
9:50 開場
常陸宮殿下、常陸宮妃殿下のご臨席
10:45 開式
国歌斉唱
会長あいさつ
表彰選考委員会委員長あいさつ
表彰状並びに副賞の贈呈
来賓代表「内閣総理大臣」祝辞
常陸宮殿下のおことば
常陸宮殿下、常陸宮妃殿下のご退席
12:00 閉式
 
■第2部 祝賀会
12:20 開宴
13:30 閉宴
 
後援 内閣府 総務省 外務省 文部科学省 厚生労働省 国土交通省
協力 日本財団
(平成17年11月16日東京都港区東京全日空ホテル)
 
会長挨拶
 
 本日ここに常陸宮殿下、常陸宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、平成17年度社会貢献者表彰式典を開催できますことは、多事多難と申すべき世の中で、まことに明るく嬉しいこととして心から感謝申し上げます。
 また本席には、内閣総理大臣並びに関係各大臣の代理の方々をはじめ、多数のご来賓の出席を頂戴いたしまして、盛大に表彰式典の開催が可能になりましたことに対しましても厚く御礼申し上げる次第でございます。
 さて、本日受賞されます皆様方は、社会の各分野において献身的にご活躍され、特に優れた功績を挙げられた方々でございます。貴い人命を救うために身の危険をも顧みず行動された方、多年にわたり困難をおして世のため人のために尽くされた方、幾つかの分野で顕著な功績を示された方、そして、こどもの読書推進に積極的に取り組まれた方々を表彰させて頂きます。私どもは、皆様方の勇気ある行いや多年にわたるたゆまぬご努力とご家族の皆様方の暖かいご協力に対し、心からの敬意を表するものでございます。
 世のため、人のために尽くされた方々を表彰いたします本式典も、昭和46年以来、本年で35回を数え、これまでに11,600名余の方々を表彰させていただきました。
 この間皇室をはじめ関係各位より絶大なお力添えを頂戴いたしましたことに対し、改めて厚く御礼申し上げますとともに、今後も引き続きご支援をお願い申しあげます。
 受賞者の皆様におかれましては、その貴重な経験を生かされ、明るく住み良い社会をつくるために、ますますご活躍くださいますようお祈りいたしております。
 終わりに臨み、ご列席の皆様方のご健康とご多幸とを心からお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。有り難うございました。
 
平成17年11月16日
社会貢献支援財団 会長 猪熊葉子
 
内閣総理大臣のご祝辞
内閣総理大臣の祝辞を述べられる
内閣府大臣官房管理室長 山本 茂樹氏
 
 常陸宮同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、「平成十七年度社会貢献者表彰式典」が開催されることを心からお慶び申し上げます。
 表彰を受けられた皆様は、自らの危険を顧みず人命救助に当たられた方々を始め、いずれも献身的な活動により社会に対して大きな貢献をされた方々です。皆様のご尽力に対し心より敬意を表します。
 真に安全に安心して暮らせる豊かで住みよい社会を実現するためには、政府の取組のみならず、国民一人ひとりによる他者への思いやりにあふれた自発的な取組が重要です。皆様方を始め多くの方々が、共助の精神で社会貢献されていることを心強く思います。
 今後も、より良い社会の実現のために、皆様方が社会の各分野で一層ご活躍されることを期待します。
 
平成17年11月16日
内閣総理大臣 小泉 純一郎
 
祝賀会来賓祝辞
 
 平成17年度の社会貢献者表彰、本日無事に常陸宮殿下、同妃殿下ご臨席の下、滞り無く終了されたということで、まず、このことにつきまして、お慶びを申し上げたいと思います。それから、本日受賞をされました皆様方、何よりもおめでとうございます。私も、受賞される皆様のお姿を映像を含めて拝見をして、感激をした次第でございます。
 本日表彰を受けられました方々、いろいろとお話をお聞きしましても、まさに様々な分野でご功績のあった皆様であられます。特に、ご自身の危険も顧みずに人命救助にあたられた方々、或るいは、多年にわたりまして社会福祉などの活動に貢献をされました方々、また、海事関係の技術などの発展に尽くされた皆さん、また、主婦として11人のお子さんをお育てになられ、併せて地域活動或いは会社の経営というようなことで活躍をされた方、また、積極的に社会活動、或いは国際支援の活動に尽くされた、特に若い方、また、最近子ども達の読書離れ、或いは活字離れといったことが進んでいるという中で、子どもの読書活動推進のために活動を頂いた団体の皆さん方につきましても、本日表彰がなされたということでございます。あらためまして、皆様のこれまでのご功績に対しまして、感謝を申し上げますとともに、心からお祝いを申し上げたいと思います。
 この表彰の会を主催されておられます社会貢献支援財団は、昭和46年の設立以来、日本財団からの助成を受けられまして、社会の様々な分野で顕著な功績を挙げられながら、なかなか報われる機会の少ない方を対象に、社会貢献者表彰を行って来ておられる訳でございまして、これまでの表彰の件数は、11,600件を超えられるというようにお聞きをしております。経済の発展の中で生活は豊かになっているというように言われてはおりますけれども、災害或いは犯罪というものも多発しておりますし、少子高齢化が進む、或いは都市や地域の社会問題の深刻化、経済格差が拡大するというような様々な問題が生じている訳でございまして、こういう中で社会貢献をされた皆様方に支援財団から表彰が為されるということを通じて、表彰される行動や活動、これらはまさにこれからの社会或いはこれからの経済といったようなものを明るい未来に向けて切り開いてゆく礎を築く、そういう行動であると思っております。表彰制度を運営されてこられました財団の活動に心から敬意を表したいと思います。
 最後になりますけれども、本日表彰を受けられました皆様方、今後益々健康にも留意されながらご活躍をされることを祈念しております。また、社会貢献支援財団の今後のますますの御発展をお祈り申し上げたいと思います。本日は誠におめでとうございました。
 
国土交通省 官房長 春田 謙
 
乾杯のご発声
 
 厳粛なうちに式典も無事終了いたしました。受賞者の皆さんに改めてお祝いを申し上げたいと思います。私自身、本当に今日は朝から大変すっきりした気持でございます。
 常日頃、新聞やテレビを通じて、見たり聞いたりした社会とはまた別の、一本筋の通った日本の姿というものの側面を見させて頂いた気がいたします。歳をとられた方から、次代を背負う少年に至るまで、それぞれの方が、自分だけではなく、他人のために、身を捨ててまで尽くされた、こういう貴い方々の精神によって日本国は成り立っているんだろうと、私は思います。
 受賞なさった皆様方、「積善の家に余慶あり」と申します。どうぞ、さらに健康に留意されて、ご活躍なさらんことをお願い申し上げますと同時に、また、ご参会の皆様方におかれましては、こういう方々の行為や行動というものが、世の中に広く広がって行くための、私達の努力というものも重要ではないかということにご留意くださるよう、お願い致したいと思います。
 今年は、インフルエンザの大流行というような予兆もあるやに聞いておりますが、受賞者の皆さん、そしてご参会の皆様方、どうぞお風邪を召されませんように、今年は特に注意をして頂きたいと思っております。
 それでは、受賞者の皆さまに改めてお祝いを申し上げて、ともに杯を挙げさせて頂きたいと思います。お目出度うございました。
 
日本財団 会長 笹川陽平


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