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新しい集まり
結い
 2年前、学生たちは軽い足取りで津金にやってきました。
 明るい笑顔に、自由に少しずつ地域とのつながりが生まれてきました。
 
 人はいろんな輪が絡まるなかに生きていて「津金」という輪もいろいろ。
 職場、血縁、地縁・・・
 
 こどもの送迎えに忙しいお母さん。
 仕事に追われ休日は畑仕事のおとうさん。
 りんごの世話に忙しいおじいちゃん。
 「今度はいつ来るの?」と訪れた女子学生に話しかけるこどもたち。
 よそのお宅でちゃっかり焼肉をご馳走になってくる学生。
 バス停の横に花を植え始めた新住民。
 空き家を直しに集まるひと。
 
 みんな津金で集まりつながる、そんなもうひとつ自立した新しい輪がある。
 それは新しい津金の「結い」。
 
 あなたの「津金」が、みんな羨ましい。
 
 
交流のあゆみ 学生たちがやってきた 2004-2006
2004 春
4月18日
南さんと伊勢さんを囲んでお花見の夕ベ
◎講演「世界の高齢者対応と地域での暮し方」 ―南 雄三
「世界を歩く・・・ということ」 ―伊勢華子
※春の津金学校でお花見と勉強会。手づくり屋台も出て、地元の老人会も参加。
 
2004 夏
8月7-8日
 
津金のきれい発見
》大学合同
自主ゼミin津金開始。
法政、山梨、江戸川、静岡大学参加
※ミミゼミの誕生のきっかけ
》竹林整備 竹を使って大そうめん流し
》交流会 (夏野菜カレー)
》民泊が始まる
》津金のきれいをスケッチ
》第1回南雄三スケッチ展開催
》津金の景色のきれいを再発見
 ―歩く、描く、撮る。
※地元とのコミュニケーションを生む
 
2004 秋
11月20-21日
 
りんご祭
》りんご祭への学生参加
》交流会
(学生手づくり料理/地元りんご料理)
》民泊
》ミミゼミ 津金合宿
テーマ:「津金を考える」
》「旅するスクールin津金
〜たからものってなんですか〜」―伊勢華子
※この年11月1より、須玉町は合併し北杜市となった。園児の減少、保育園の存続とこどもたちの将来像など、地域のこどもと大学生などで津金を考えてみる
 
2005 冬
2月11-12日
 
針供養と卒がね式
》御所地区・針供養に参加
》「むかしの遊びに触れる」
》交流会 (鍋)
》卒がね式
》民泊 空き家・早川さん宅へ
》空き家の清掃
―初めて空き家を宿泊場所として使い始める
》ミミゼミ 津金合宿 テーマ:「津金を考える」
※地域の行事に参加し、津金に触れる。津金で卒業生を送り次の世代へバトンタッチ。
H16年度 日本財団「郷土学」事業へ結びついた。
※農村風景の体験と地域作り勉強会を複合させた交流事業。テーマ:「高齢者、家、地域、交流」。
 
2005 春
4月16-17日
 
津金を知る
◎講演
「二地域居住について」―鈴木輝隆、南雄三
住民との意見交換
》ミミゼミ 津金合宿
テーマ:「山梨大学・大野真平さんの論文から津金を知る」
》津金のスケッチ ―きれいなもの/疲れているもの/汚しているもの
》交流事業/交流会(お好み焼き)
》民泊 空き家早川さん宅へ/空き家の清掃
※初めて訪れる学生に、津金をしってもらう。学生から見た津金のいろんな姿をスケッチして考える。
 
2005 夏
8月6-7日
 
津金夏季講習会
◎講演
「二地域居住について」
(北杜市後援)
―岩瀬忠篤さん(国土交通省)
》ミミゼミ 津金合宿
》スケッチ大会
》第2回南雄三スケッチ展
》そうめん流し
》交流事業「地域と学生の蕎麦うち体験交流会−空き家を活用して」 須玉の食文化を考える会と協力
》空き家へ宿泊 下原・早川さん宅
※空き家を活用する試み。講演会、食を考える会の参加で、外と内から、津金のこれからを考える。
 
2005 秋
11月19-20日
 
りんご祭
》りんご祭前夜祭交流会(キムチなべ)
》りんご祭 学生お手伝い
》屋台出店
》津金MOVI「津金CM」作品発表&人気投票
》地元の自然材料で工作体験
》民泊 りんご部会の方宅へ
※地元の方との作業、民泊を通しての交流りんご祭は学生の発表の場に。
 
2006 冬
2月11-12日/18-19日/25-26日
ワークショップ「古民家復元」
》元農協米蔵を改修ワークショップ
》古民家「なかや」を修復ワークショップ
》交流事業 「ワークショップと交流会」
》宿泊 大正館へ 民泊 清水正八さん方へ
※空き古民家をみんなで修復し、新たな活用方法を現場から考える。


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