2005 国際保健協力
フィールドワークフェローシップ
活動報告書
本プログラムは(財)笹川記念保健協力財団の支援により、日本の医学生等に開発途上国における国際保健医療協力の現状等を学ぶ機会を与えることを通じて、国際保健医療協力あるいは、公衆衛生行政の分野で活躍する人材を育てることを目的とするものです。
国際保健協力フィールドワークフェローシップ事務局
(財)笹川記念保健協力財団
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※本書は2005年8月に実施された国際保健協力フィールドワークフェローシップの報告書です。尚、参加者の掲載学年はフェローシップ参加時のものです。
はじめに
国際化の急速な進展が言われて久しいですが、日本人の意識がこれに追いつけているかは疑問と言わざるをえません。職業、世代、バックグラウンドなどによって、意識のばらつきは大きいですし、翻って自分のことを考えてみても、現代の世界をどれほど理解できているか、自信はありません。そしてまた、混沌とする日本社会の中で、自分とは何か、日本人として何をすべきかなど、自らのアイデンティティをも見失いかけているように思います。平和な日本社会の中で、あまりにも当たり前の日常を前に、考える必然性をなくしてしまっているのです。
このような現実の中で、一介の医学生・看護学生だった私達の前に、大きなチャンスがやってきました。何を学んでくるべきか、私達は自分達なりに考えました。この報告書を読んで、私達がどう感じ何を考えたのか、読み取って下さい。そして、一緒に共感し、笑い、感動して下されば幸いです。時に、不満を感じ、間違っていると思われるかもしれません。そんな時は是非私達に教えてください。フェローシップの旅が終わっても、私達はまだまだそれぞれの道を歩いている最中です。スタートを切ったばかりで迷いの真只中にいます。これからもいろいろな刺激を受けて、自らについて考え続けたいのです。もし、迷いの中で挫けそうになったら、私達は一緒に歩いたフェローでのひと時を思い出すでしょう。そこにはフィリピンの人々から教わった、勇気と希望と笑顔がありました。一緒に歩いてくれる暖かな仲間がいました。この経験をもとに、私達は更なる飛躍を誓います。
最後になりましたが、このプログラムに関わってくださった全ての方に厚くお礼申し上げたいと思います。12回という長期にわたり、この企画を推し進めてくださった笹川記念保健協力財団をはじめとし、国内研修で講義をして頂いた先生方、国際研修でお世話になった全ての方のご理解とご尽力があったからこそ、私達は多くのことを学ぶことが出来ました。このフェローがどんなに貴重な体験であったか、私達は重く受け止めていきます。そして、この感謝の気持ちも、報告書を通じて伝われば、と願っています。
第12回国際保健協カフィールドワークフェローシップ
チームリーダー 日本大学医学部 金子 祥
2005年国際保健協力フィールドワークフェローシップ参加者名簿
国内・海外研修参加者 |
所属 |
岡田 拓巳 |
熊本大学6年 |
金子 祥 |
日本大学6年 |
貞方 里奈子 |
佐賀大学6年 |
関 浩道 |
東京大学6年 |
飛永 雅信 |
大分大学6年 |
福永 真人 |
長崎大学6年 |
今井 健太郎 |
山梨大学5年 |
関谷 悠以 |
順天堂大学5年 |
筒井 りな |
和歌山県立医科大学5年 |
船橋 浩一 |
弘前大学4年 |
赤木 奈々 |
広島大学4年 |
城下 卓也 |
群馬大学4年 |
平野 靖弘 |
獨協医科大学4年 |
鈴木 章子 |
国際医療福祉大学2年 |
西村 秋生(指導専門家) |
名古屋大学大学院医学系研究科健康社会医学専攻
社会生命科学ヤングリーダーズプログラム 助教授 |
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国内研修参加者 |
所属 |
森田 亘 |
筑波大学6年 |
川原 明久 |
福島県立医科大学5年 |
齋藤 怜 |
浜松医科大学5年 |
陣野 美晴 |
徳島大学5年 |
杉本 恭子 |
帝京大学5年 |
西 晃弘 |
東京大学5年 |
灰谷 あずさ |
東北大学医学部5年 |
伏木 陽子 |
群馬大学5年 |
堀内 清華 |
山梨大学5年 |
森 清人 |
筑波大学5年 |
居神 麻衣子 |
信州大学4年 |
上村 悠 |
信州大学4年 |
久保 涼子 |
愛知医科大学4年 |
佐々木 未央 |
群馬大学4年 |
澤田 瑞穂 |
宮崎大学4年 |
鈴木 理紗 |
千葉大学4年 |
則内 友博 |
東京大学4年 |
高谷 紗帆 |
北海道大学4年 |
種井 善一 |
北海道大学4年 |
田中 利詠子 |
国際医療福祉大学4年 |
趙 永春 |
国際医療福祉大学4年 |
坪内 摂也 |
神戸大学4年 |
中野 栄治 |
九州大学4年 |
西舘 野阿 |
山形大学4年 |
新田 惇一 |
札幌医科大学4年 |
東元 あゆか |
久留米大学4年 |
渡辺 美雪 |
秋田大学4年 |
浅倉 恵子 |
金沢医科大学3年 |
伊藤 潤 |
国際医療福祉大学3年 |
勝岡 由一 |
聖マリアンナ大学3年 |
小俣 健太郎 |
国際医療福祉大学3年 |
座光寺 正裕 |
九州大学3年 |
杉浦 潤 |
香川大学3年 |
杉谷 真季 |
順天堂大学3年 |
高多 ゆか |
金沢医科大学3年 |
原 ひでみ |
岡山大学3年 |
平田 藍子 |
国際医療福祉大学3年 |
藤田 香織 |
香川大学3年 |
吉田 和可 |
金沢医科大学3年 |
鈴木 景子 |
横浜市立大学2年 |
岩下 憲行 |
長崎大学1年 |
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〈1日目〉2005年8月2日(火) 於:国立国際医療センター
〈2日目〉2005年8月3日(水)
於:国立療養所多磨全生園 高松宮記念ハンセン病資料館
II. 海外研修プログラム
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