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3.3.2 漂着物調査の解析等
 漂着物の100m2当たりの海岸別重量比率及び個数比率を図3.3.2-1及び図3.3.2-3に示す。また、調査海岸ごとの100m2当たりの漂着物重量及び漂着物個数を図3.3.2-2及び図3.3.2-4、表3.3.2-1及び表3.3.2-2に示す。
 
(1)調査海岸別の特徴
 100m2当たりの漂着物平均重量は84.8g/100m2であり、「プラスチック類」44.3g/100m2(100m2当たりの総重量52.2%)と最も重く、次いで「紙類」15.2g/100m2(同18.0%)、「金属類」15.2g/100m2(同17.9%)、「ガラス・陶磁器類」6.6g/100m2(同7.8%)の順であり、「ゴム類」、「発泡スチレン類」、「布類」、「その他の人工物」は軽かった。
 調査海岸別では、忠清南道の「椿長臺(チュンジャンデ)海水浴場」が268.5g/100m2と最も多く、次いで江原道の「鏡浦(キョンポ)海水浴場」156.5g/100m2の順であり、慶尚北道の「コレブル海水浴場」39.3g/100m2、江原道の「望祥(マンサン)海水浴場」20.0g/100m2、忠清南道の「大川(デチョン)海水浴場」17.5g/100m2、江原道の「河趙臺(ハゾデ)海水浴場」7.1g/100m2が少なく、その比は、最も大きいところで約38倍の違いが認められた。
 また、昨年度の100m2当たりの漂着物平均重量は、323.2g/100m2であり、本年度の調査が7割程度少なかった。平均重量別では、「ガラス・陶磁器類」116.2/100m2(100m2当たりの総重量36.0%)と最も重く、次いで「その他の人工物」114g/100m2(同35.4%)、「プラスチック類」45.4g/100m2(同14.1%)、「金属類」29.4g/100m2(同9.1%)の順であり、「ゴム類」、「発泡スチレン類」、「紙類」、「布類」は軽く、組成に若干違いがみられた。
 
図3.3.2-1 100m2当たりの漂着物分類別重量比率
 
図3.3.2-2 100m2当たりの漂着物の調査海岸別分類重量
 
表3.3.2-1 100m2当たりの漂着物の調査海岸別分類重量
(拡大画面:78KB)
*( )の数値は、重量に対する比率(%)を示す。
*表中の“+”は、0.1g未満の重量及び0.1%未満の重量に対する比率(%)を示す。
*四捨五入をしたため表中の数字の合計は必ずしも合計欄の数値とは一致していない。


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