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吟剣詩舞だより〔ダイジェスト〕
第十六回 岡山県吟剣詩舞青少年大会
 八月二十一日午後一時から四時、岡山県岡山市の御津町文化センターで、標記大会を開催しました。
 出演者は例年よりやや多い七十五名、観客も例年より多い、約二百名でした。
 
第16回岡山県吟剣詩舞青少年大会から
 
 第一部吟詠の部、第二部剣詩舞の部、ここで四年前から始めた第三部友情出演の部になります。今まで、箏・尺八、少林寺拳法、吉備楽、吉備舞など、ジャンルは違っても同年代の子どもたち同志、エールを交換してきました。今年は、民謡三味線・民謡・打楽器のグループに出演戴き、にぎやかに場を盛り上げてもらい、お互いに刺激になり、民謡のグループは「詩吟の人はすごい声ですね。刀をふってみたい」と感想を話していました。
 続いて、大本旭章理事長と河田和良会長から挨拶を戴き、最後に第四部企画番組「吟剣詩舞オリエンテーション」を披露しました。
 今年の特徴は、「伝統文化活性化国民協会」の助成制度を利用して、一気に小中学生に剣詩舞を広めた流派が二つあったことで、それまで全く吟剣詩舞を知らなかった子どもたちが親たちも巻き込んで、どんどん吟剣詩舞の魅力に引き込まれている様子がよくわかりました。
(岡山県総連青少年部長 平坂皓泉)
 
北辰神桜流 逝去三十年流祖篠田桜峰愛吟集 吟剣詩舞道大会
=夏よりも熱く燃えて=
 
 平成十七年八月二十八日、標記大会が、名古屋港湾会館にて開催されました。
 今年のテーマは、篠田桜峰流祖逝去三十年を記して、流祖の愛吟集を会員全員で吟じ舞う事です。
 
構成吟「城と群像」より。女子正師範合吟による「月夜荒城の曲を聞く」
 
 北辰神桜流には、吟、剣舞、詩舞、居合の四部門があり、中でも詩吟部門は、財団吟詠コンクール全国大会出場者も多く輩出し、流祖の桜峰杯を競う合吟コンクールで優勝する事は、会員全員の目標です。今年は、審査を清水照鵬先生、日置先生、清水聖鵬先生、山内先生、冨岡先生、上家先生にお願いして競吟。桜峰杯は、桜楠会が勝ち取りました。
 記念式典では、長く神桜流に尽力してこられた理事の方々に、宗家から感謝状と記念品が贈られました。
 最後を飾る構成吟「城と群像」は、日本各地の名城を訪ねる歴史紀行です。オープニングの太鼓の音が響き渡り、各会選抜の吟者、舞手が、舞台で火花を散らせます。殊にトリの竹内理事長一家の「江戸開城」の吟舞は、観客の心を虜に迫真の舞台でした。
 エンディングは、会場と一体となって「古城」を唄い閉幕しました。
(北辰神桜流常任理事 成田鳩旺)
 
第四十七回 愛媛県青少年吟剣詩舞道大会
県民総合文化祭協賛事業
 
 平成十七年八月二十八日、標記大会が松山市愛媛文教会館二階大ホール他で行なわれました。
 三歳から二十七歳の青少年が集い、独吟、剣詩舞、合吟の計百九十三番、延べ三百名が競演。
 財団法人日本吟剣詩舞振興会会長河田和良先生からは、プログラムに御祝辞を戴いたうえ、温かい祝電も頂戴し、日本吟剣詩舞振興会の毎年のご支援に感謝致します。
 公認県連からは、伊藤竹外会長、野中清峰副会長、岡田翠松理事長、二神清竜副理事長のご出席を戴き、激励のお言葉や審査をして戴きました。
 
合吟コンクール優勝、清吟堂吟友会新居浜支部の皆さん
 
 各部の優勝者は次の通り。
〈独吟コンクール〉
▽小学生Aの部=町田恵美 ▽小学生Bの部=町田真由美 ▽小学生Cの部=明日勇聖 ▽中学生の部=西原亜衣子 ▽高校生の部=大西由里子 ▽青年の部=日野邦子
〈剣詩舞コンクール〉
▽小学生の部=桝田優一朗 ▽中高青年の部=松岡宏明
〈合吟コンクール〉
▽清吟堂吟友会新居浜支部
((財)愛媛県総連盟 青少年部長 大西清山)
 
中国地区連絡協議会 平成十七年度 吟詠特別研修会
一千名の参加のもと盛大に開催
 
 中国地区連絡協議会主催、標記研修会が去る八月二十八日、倉敷市玉島文化センターの大ホールにおいて開催されました。
 
中国地区連協「平成17年度吟詠特別研修会」
 
 当日は鳥取、島根、山口、広島、岡山各県総連盟会員、一千名の参加のもと、研修会が開催されました。
 財団会詩を少壮吟士と参加者による大合吟のあと、研修内容は吟詠の基本心構え、振興に役立つ講義、吟詠の技術向上のための演習など、熱気に包まれた中に、厳粛かつ有意義な研修会となりました。
(中国地区連協 書記長 佐々木嶺城)


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