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3. 全国と結ぶ(むすぶ)東京港
 東京港には、北海道、東北、伊豆諸島、小笠原(おがさわら)、四国、九州、沖縄との間に、客船・フェリー・貨物船(かもつせん)(ローロー船・コンテナ船など)の定期航路があります。さらにその他の全国の港とは不定期航路で結ばれています。
 
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4. コンテナについて
(1)コンテナができる前
 金属製の丈夫なコンテナができるまえ、荷物は布の袋や木の箱などに入れられて運ばれていました。しかし荷物の重みで下の物がつぶれる、雨で荷物がいたむ、形がバラバラなため陸揚げ(りくあげ)に時間がかかる、など多くの問題点がありました。
 そこで考えだされたのが「コンテナ」です。コンテナは丈夫で、水も入らず、同じ大きさで、2〜3週間かかっていた陸揚げがわずか半日ほどでできるようになりました。
 こうして今までの船での輸送の問題をいっきに解決(かいけつ)し、多くの荷物を安全に、確実(かくじつ)に、早く運ぶことができるようになりました。
(2)コンテナとは・・・
 コンテナは世界のどこの国でも使えるように大きさが決められています。
 国内で使われている貿易用のコンテナは、長さが2種類あって、20フィート(6m)のものと、40フィート(12m)のものがあります。40フィートの方が多く使われています。
 
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(3)コンテナ船
 コンテナを運ぶ船を「コンテナ船」と呼びます。大きさはいろいろありますが、現在、東京港に来るコンテナ船のうち、最大級のものは約8万トン(有名な豪華客船クイーン・エリザベス2世号は約7万トン)です。これからはさらに大きくしようとする計画があります。東京港では、大きくなるコンテナ船に合わせて、ふ頭を作っていくことにしています。


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