日本財団 図書館


5. 給電線端短絡電流
 下図に示すような給電線端において短絡が発生する場合、その短絡電流の大きさを計算により求める。
 
 
 給電ケーブルのインピーダンス特性は
 抵抗0.21〔Ω/km〕、リアクタンス0.093〔Ω/km〕(60Hzにて)であるから、40m長さのケーブルのインピーダンスは、
 抵抗Rf=0.21×40÷1000=0.0084〔Ω〕
 リアクタンスXf=0.093×40÷10000=0.00372〔Ω〕
 給電線端から電源側を見た初期過渡インピーダンスZ"df及び過渡インピーダンスをZ'dfは、
 
 
 交流分減衰初期過渡時定数T"df
 
 
 直流分減衰時定数Tdcf
 
 
 初期過渡電流の初期値I"f
 
 
 過渡電流の初期値はI'f
 
 
 従って、短絡電流の交流分は次式で示される。
 
 
 1/2サイクル時、即ちt=1/120〔sec〕では
 
 
 1/2サイクル時の直流分は
 
 
 従ってピーク電流値は
 







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION