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取材――株式会社 サークオン
 
*おことわり=榊原静山先生執筆「吟詠家・詩舞道家のための日本漢詩史」は、誌面の都合に依り今月号は休載いたします
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
十一月の第二日曜日を
『吟剣詩舞の日』にしたいと思います
河田和良
 八年ぶりに開催された第二回青年吟剣詩舞道大学(七月二十三日から二十五日)及び平成十六年度少壮吟士夏季吟詠特別研修会(八月七日、八日)は、全国どこでも記録的な猛暑の続く中での開催でしたが、例年、この時期に心配される台風の影響を受けることもなく、予定通り無事終了することができ、一安心しました。
 この二つの行事は、神奈川県葉山町の湘商国際村センターで開催されましたが、青年吟剣詩舞道大学の前日にあたる七月二十二日(木)午後三時から、同センター特別研修室で、平成十六年度第五回財団本部常任理事会が開催されました。
 常任理事会の議題では、今年十一月十四日(日)に日本武道館で開催される第三十七回全国吟剣詩舞道大会の全国吟詠合吟コンクール出場団体の決定並びに大会の企画構成番組の内容についての審議が行なわれました。
 合吟コンクール出場団体は、昨年と同じ、五十五団体の申込みがあり、全団体の出場が決定しました。また、企画構成番組については、今年が「日米和親条約締結」並びに「横浜開港」から百五十年、すなわち、日本開国百五十年という記念すべき年にあたるとともに、横浜開港の恩人ともいわれる佐久間象山と「米百俵」の逸話で知られる小林虎三郎の師弟の活躍に関連して、そのタイトルを『日本開国百五十年―横浜開港と米百俵』と題してご披露することにしました。
 また、毎年十一月の第二日曜日に武道館大会が開催されることに関連して、十一月の第二日曜日を『吟剣詩舞の日』にしたいという提案がなされました。私も、この提案は、たいへん素晴らしいことであると賛成いたしますとともに、今年十一月十四日の武道館大会に向けての「吟剣詩舞の日」制定の準備をお願いしました。


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