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吟剣詩舞だより
第二十五回山口県吟剣詩舞道大会
平成十六年三月七日
周東町パストラルホール
心ときめく文化維新を期して
勇壮華麗な吟と舞を熱演
 大会は六部構成で、第一部合吟十八番は尺八演奏で朗々とまた迫力ある吟を披露しました。
 第二部は大会開催担当地区による構成吟剣詩舞「春の詩」で、ナレーションの効果音にクラシックや小鳥の囀りなどを使うなど会員手作りの楽しさ、満足感が得られました。
 第三部合吟コンクールは女性五人の部、男性五人の部、十人の部に各流派から一チームづつ出吟し覇を競いました。
 式典では来賓挨拶で精神文化高揚の旗手として、伝統芸術である吟剣詩舞道に寄せる期待と激動の言葉をいただき感動しました。
 
「合吟コンクール」(10人の部)での熱吟
 
 続き大会会長が「第二十一回国民文化祭・山口2006へ県総連盟が一丸となって大事業成功に向けて協力しよう。この大会はその前哨戦です」と力強く呼びかけ、会場から賛同の拍手をあびました。
 祝電披露では、河田和良財団会長の激励メッセージに意を強くしました。
 第四部会員吟剣詩舞は勇壮華麗な吟・剣・舞が披露されました。
 第五部は前年度県大会各部門優勝者の吟剣詩舞が発表され、万雷の拍手を受けました。第六部役員吟剣詩舞で、各流派の代表が重厚な吟と舞を披露しました。
 最後に県総連盟の更なる飛躍を期して威勢よく「万歳」三唱で幕を閉じた。
 開会より和やかな中にも感動があり、陶酔し、また緊張した一日でした。
 この素晴らしい伝統芸術を継承し創造し、また後輩に継承して行く責務を感じながら前述の国民文化祭・やまぐち2006の成功をイメージしつつ会場を後にしました。
(大会事務局)
 
茨城県吟剣詩舞道総連盟
平成十六年三月二十八日
水戸市民会館大ホール
「第二十七回茨城県烈公杯吟剣詩舞道祭」開催
 平成十六年三月二十八日水戸市民会館大ホールに於いて、財団法人日本吟剣詩舞振興会、水戸徳川家、茨城県など各方面のご後援を頂き、「第二十七回茨城県烈公杯吟剣詩舞道祭」が盛大に開催されました。今大会は、水戸徳川家第九代藩主徳川斉昭公の遺訓と水戸学を吟剣詩舞道を以て学び、報いるべく、斉昭公の愛された梅花の節に毎年開催される、県内最高の大会であります。
 
烈公杯吟剣詩舞道祭表彰式
 
 大会は、午前九時三十分、鈴木海洲副理事長の開会の辞に続き、「弘道館に梅花を賞す」の大合吟で開会し、各地区予選を勝ち抜いた吟詠、剣舞、詩舞の選手が「烈公杯」をめざして、真剣に日頃の鍛錬の成果を競いました。式典後、全国レベルで活躍の県内吟詠、剣舞、詩舞の披露が行なわれました。
 続いて入賞者の発表と表彰式が行なわれ、優勝者、入賞者に祝福の拍手の中、藤木岳龍副理事長の万歳三唱と閉会の辞を以て大会の幕を閉じました。
(事務局長 土田伸水)
 
平成十六年四月三日・四日
岐阜県大垣市スイトピアセンター文化会館文化ホール
青少年吟剣詩舞道育成基金協賛
「関東少壮吟士会吟詠チャリティー」開催
 この度、左記の通り財団法人日本吟剣詩舞振興会、中部地区連絡協議会をはじめ岐阜県吟剣詩舞道総連盟などのご後援を頂き、盛大に開催することができました。
 会場満席のうちに式典で開幕。会長阿部吟鳳氏の挨拶、ご来賓の地元大垣市教育長子安一徳先生、岐阜県吟剣詩舞道総連盟理事長堀井精嶺先生からのお祝辞に続いて、財団法人日本吟剣詩舞振興会ならびに大垣市教育委員会へ青少年吟剣詩舞道育成基金の目録をそれぞれ贈呈しました。
 
式典(財団へ青少年吟剣詩舞道育成基金目録の贈呈)
 
 第一部では「少壮吟士愛吟集」として少壮吟士同OBの吟詠に地元剣詩舞各会派の協賛出演で華やかな舞台が繰り広げられました。
 第二部では海老沢宏升氏演出による企画構成吟詠「手紙」が演じられました。
 ・・・母から子へ ・・・子から母へ
 愛情切々としたナレーション、吟詠、舞台。三位一体となって情感を盛り上げ、満場の観衆を魅了して幕を閉じました。
 会場が収容人員六百名と狭隘だったため二日間にわたって開催されましたが三日午後五時、四日午後一時の開催にもかかわらずご来場頂きました大勢のお客さまと、ご協力頂きました剣詩舞道家の諸先生方、地元岐阜県吟剣詩舞道総連盟の皆さまに衷心より厚く御礼申し上げます。
 これからも、私たちは精進を重ね、人を感動させる吟詠を目標に斯道発展に寄与して参りたいと思います。
(チャリティー実行委員)
平成十六年度清吟堂吟友会吟道の碑祭
 平成十六年四月十一日、恒例の「吟道の碑祭」が松山市南江戸朝日八幡神社境内の吟道の碑の前広場で、昨年度亡くなられた会員十二名(島根県六名、香川県一名、愛媛県五名)の合祀にご遺族、来賓、会員約百四十名が参集し厳粛に執り行なわれました。
 神事では修祓、降神の儀、献饌の儀、のりと奏上、清祓の後、玉串奉奠を祭主野中清峰会長、ご遺族代表、来賓の国会議員、委員長が行ない、続いて撒饌の儀、昇神の儀と厳粛に終了しました。
 式典では、祭主野中清峰会長の挨拶、「本日合祀された方々の吟道発展に対する尽力に感謝し、在りし日のお姿を偲ぼう」。続いて参議院議員関谷勝嗣様(代理)、衆議院議員塩崎恭久様(代理)の挨拶がありました。
 
清吟堂吟友会、吟道の碑祭
 
 次に、亡き吟友を偲び、各ブロック毎に会員の献合吟を行ない、最後に、ご遺族の代表者がお礼の言葉を述べ式典を終了しました。
 直らいでは、吟道の碑前の広場で落花を浴びながら胸襟を開き懇親を深めあいました。
(広報局)


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