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4. 事業の成果等
 研修生は、終始、真摯かつ意欲的な態度で本訓練に臨んでおり、契約防災措置実施者として油流出事故発生の際、自らが中心となって流出油防除活動に当たらなければならないという意気込みが感じられた。
 各社は従来から事業の一部として海上防災業務を実施しており、流出油防除に関するある程度の知識・技術は有してはいたものの、初日の想定問題の回答結果(別添3参照)から推察できるように、局所的・断片的であったものが、最終日に実施した同一の想定問題に対する解答を評価した結果、本訓練を通して、流出油防除作業の全般にわたり理解することが出来、また、個々の技術的事項についてもその根拠等についての理解を深めることが出来、その結果、我が国の油防除に関して、各々又はそれぞれの所属する会社がいかに重要な役割を果たさなければならないかを理解できたものと思料する。
 研修の終了時各人に対して行ったアンケート集計結果中(別添4参照)、本訓練の必要性については全研修生が「必要である。」と回答しており、今後とも、本訓練を継続することにより、我が国の油防除体制に関する人材育成を図っていく必要があると思料する。
 
閉講式
 
受講証交付
 
別添2
平成16年度
契約防除措置実施者
海上防災訓練コース
日程表
(拡大画面:43KB)


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