日本財団 図書館


(3)訓練4(意識不明者の救助訓練)
 
1008 [想定2] 発動
 室蘭丸乗組員1名が損害状況等調査中、意識不明の重体となった。
 
1010 航空機(ヘリコプター)は、機動救難士を想定船の甲板上に降下させ、意識不明者1名を吊り上げ救助後、串木野新港臨時ヘリポートに着陸し、救急車に引き継ぐ。
 
 訓練4における航空機等の配備状況を図IV-2.5に示す。
 
図IV-2.5 訓練4における航空機等の配備状況
 
(4)訓練5(オイルフェンス展張等による流出油の防除措置)
 
1035 「ちかびくろしお」は、想定船の東側から時計回りに第1次オイルフェンスを1,500m(実際は100m)包囲展張する。
1045 海上災害防止センターは、作業船により岸壁からハイスプリント50mを北西方向に直線状に展張し、第1次オイルフェンスから漏れた流出油を集油し、小型油回収装置による回収を実施する。
1050 「昇竜」(起重機船)は、岸壁上に待機したバキュームカーを搭載し、第1次オイルフェンス内の油の回収にあたる。(手続きのみ)
 バキュームカーにより回収した油水は、水切り後、台船内に集油する。(手続きのみ)
1055 「わかしお」及び「たかちほ」は、高粘度油回収ネットにより一次オイルフェンス外のエマルジョン化した油を回収する。着岸後、ネット部分を切り離してユニック車によりドラム缶に回収する。(手続きのみ)
1100 「ちかびくろしお」は、自船の回収装置により一次オイルフェンス外の油を回収する。
1105 巡視船は、油回収指定海域外の浮流油に対して油処理剤散布装置により自己撹拌型油処理剤を散布する。(実際の散布は海水とする。)
1110 付近海岸に漂着した油をビーチクリーナーにより回収する。(手続きのみ)
 
 訓練5におけるオイルフェンス展張等の状況を図IV-2.6に、1次オイルフェンスの展張の状況を写真IV-2.5に、起重機船にバキュームカーを搭載する状況を写真IV-2.6に示す。
 
写真IV-2.5 1次オイルフェンスの展張の状況
 
写真IV-2.6 起重機船にバキュームカーを搭載する状況
 
図IV-2.6 訓練5におけるオイルフェンス展張等の状況


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION