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試験油の性状を表III-3.1に、温度−粘度図を図III-3.1に示す。
 
表III-3.1 試験油の性状
油種 ボンノックM3800
密度   15℃  g/cm3 0.950
動粘度  40℃  cst
    100℃
3,701
126
引火点  COC  ℃ 242
流動転   ℃ 2.5
 
図III-3.1 温度−粘度図
 
III-3-2 外部洗浄効果確認実験
1 実験条件
 内部洗浄効果確認実験に同じ。
2 使用資機材
(1)FOIREX TDS200スキマー、同パワーパック
(2)スキマー積載台
(3)外部洗浄装置本体
(4)内外部洗浄用受皿兼洗浄液飛散防止システム
3 試験方法
(1)スキマーをスキマー積載台に載せ、スキマー外部の任意の箇所に試験油としてボンノックM3800を500g塗布する。
(2)受皿内にスキマーを設置する。
(3)洗浄装置を運転し、飛散防止シートのスプレー差込口もしくはファスナーからスプレーガンを用いて洗浄液を散布する。
(4)5分間外部洗浄を行った後、スキマー外部の洗浄効果を目視により確認する。
4 試験結果
 外部洗浄効果確認実験条件を表III-3.2に、実験の状況を写真III-3.7〜写真III-3.13に示す。
 スキマー本体の外部洗浄を灯油のみ、スチームのみ、高圧温水のみ、灯油+高圧温水でそれぞれ行ったところ、洗浄効果は、灯油+高圧温水>高圧温水のみ>スチームのみ>灯油のみの順で高いことがわかったが、洗浄効果をより客観的に判断するため、別途ステンレス板に試験油を塗布した試験片に各洗浄液を散布しその洗浄効果を比較した。その結果を写真III-3.14〜写真III-3.19及び表III-3.3に示す。
 
表III-3.2 外部洗浄効果確認実験条件
※吐出液温の測定は、各スプレーガン吐出口から吐出する液温を直接温度計で測定。高圧温水に関しては、高圧の為、測定不能であった。


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