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9 はいばら太鼓(だいこ)保存会(ほぞんかい) (静岡県)
 
 
演奏曲 龍刻(りゅうこく)の風(かぜ)
 
 榛原町は、静岡県の中西部に位置し、牧之原台地を背に、南に駿河湾を臨む、海と緑の豊かな町です。特に東西2キロにわたる海岸線は快適な海水浴場として知られ、ゆとりや自然とのふれあいを求めて訪ねる多くの人々に親しまれています。
 現在、静岡空港という大プロジェクトを受け、開港の早期実現を目指すとともに、町民一人ひとりが真に豊かさを実現できる町づくりが進められています。
 私達、はいばら太鼓保存会は、榛原町の郷土芸能として、昭和51年6月に結成され、和太鼓の普及活動や地域振興のための活動をし、今年で28年目を迎えました。
 本日演奏する「龍刻の風」は、榛原町に古くから伝わる、「龍」にまつわる伝説を基に構成されています。
 龍の雄々しさや、武士との壮絶な戦いの様子といったものを、選手一人一人が体全体で表現し、チーム一丸となり勇壮な伝説を表現できるように稽古に励みましたので、御覧ください。
 
10 相州海老名東柏太鼓(そうしゅうえびなとうはくだいこ) (神奈川県)
 
 
演奏曲 烈火(れっか)
 
 日本人の魂(こころ)のルーツである和太鼓の世界。相模の国、悠久の流れ相模川を懐に抱き、恵まれた自然の地、古の奈良朝を偲ぶ太鼓塚のあるまち、歴史と文化を発祥する海老名に1980年、相州海老名東柏太鼓は、誕生しました。
 その鼓動は、相模川の流れであり、沙を噛む音であり、河石をも砕く勇壮華麗でダイナミックなリズムとなり、また変じて、緩やかで繊細な響きとなって、聴く人の心を揺さぶります。2000年、海老名市郷土芸能奨励団体第1号として、市教育委員会から初の指定団体の認証を受けました。
 試行錯誤を重ねながら、究極のライブである和太鼓のアイデンティティーを求めて、感性と技術を磨くべく日々精進を続けています。
 
11 室蘭和太鼓會(むろらんわだいこかい) (北海道道南)
 
 
演奏曲 山風(やませ)
 
 「室蘭和太鼓會」は、平成8年、札幌に本拠地を置く「橋本流地獄太鼓」の室蘭支部として結成されました。平成16年、「橋本流地獄太鼓」から独立、現在の「室蘭和太鼓會」として室蘭を中心に道内各地で演奏活動を続けています。現在、ジュニア選抜メンバーは小学生2名、中学生4名の6名編成、ソロ演奏を随所に取り入れたアンサンブルを得意とし、打ち手一人ひとりの個性を生かした演奏が持ち前です。
 
12 星槎学園高等部(せいさがくえんこうとうぶ)和太鼓部(わだいこぶ)響(ひびき) (神奈川県)
 
 
演奏曲 瑠璃(るり)
 
 私たち星槎学園高等部は神奈川県横浜市から参りました。創立20年というまだ若い学校ですが「学校らしくない学校」として多種多様な生徒たちを受け入れ個性を伸ばす教育活動を行なっております。我が太鼓部「響」は創部5年目を迎え年々活動の規模が大きくなってきています。2000年にはキューバへ遠征し、2002年には中国大連の青少年国際交流音楽祭に参加するなど国際的な活動も行ってきました。我が部の太鼓は日本の郷土芸能の伝承と共に若さ溢れるパワーと楽しさを求め、神奈川県でも笑顔と元気良さが有名です。人数は少ない部活ですが太鼓を叩く新鮮な気持ちはいつも忘れずに演奏してきました。本日演奏します「瑠璃」は昨年の夏から星槎太鼓「響」のオリジナル曲として半年の月日をかけて完成させた演目です。壮大な瑠璃色に広がる海をイメージした曲です。威勢の良い声の掛け合いをお楽しみください。







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