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高機能自閉症とアスペルガー症候群
九州大学大学院
人間環境学研究院
神尾陽子
 
■“自閉症スペクトラム”という理解の仕方
 今日の“自閉症”、“アスペルガー障害”はこう考えられている
■アスペルガー障害の人々の体験する世界
 乳幼児期、学童期、思春期、青年期、成人期を通して
■“社会性”とはなにか
■“自閉症スペクトラム”を理解するということの意味
 障害理解という視点を越えて
 
 
 
早期小児自閉症
■1943 Leo Kanner
情緒的接触の自閉的障害 11名の子どもたち
 
対人的行動の異常
言語・非言語によるコミュニケーション機能の障害
興味や行動にみられる強迫的傾向や活動範囲の限局性
感覚反応の異常、読み書きの困難、数や記憶などの突出的能力
 
アスペルガー症候群の概念の変遷
■1944 Hans Asperger
自閉性精神病質 autistiche Psychopathie
約200名の自験例をもとにした人格類型概念
4名の児童(男児)の症例呈示
人やモノなどの外的環境とのつながりの狭窄
人との情緒的つながりの障害
表情や視線などの直感的な理解や表出の障害
特徴的な言語、自閉的知能、学習困難
 
遺伝的・体質的要因 治療教育の意義と原則







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