ステップ（階段）として利用するとき、以前より利用しやすくなったかどうか聞いたところ、「利用しやすくなった」が66.8%で最も多く、「利用しにくくなった」の8.6%、「以前と変わらない」の12.6%を大きく上回った。

　

　

　年齢別にみると「利用しやすくなった」と回答した人の割合は年齢が上がるほど高く、45〜64歳では72.1%、65歳以上では75.0%となっている。

　

　

　ステップ（階段）として利用するとき、以前より利用しやすくなった点、利用しにくくなった点について複数回答で回答を求めたところ、「ステップ（階段）式のため、踏み台が水平で、スロープより危険や怖さが少ない」が54.8%で最も多い。ついで「潮位が高いときもタラップが利用でき、車両甲板に回らなくて済む」が38.9%となっている。

　一方利用しにくくなった点については、「ステップ（階段）式のため、段差があり、かえって利用しにくい」が10.3%、「ステップ（階段）の傾斜がきつく、危険や怖さを感じる」が4.2%である。

　

　

　年齢別にみると、「ステップ（階段）式のため、踏み台が水平で、スロープより危険や怖さが少ない」については、いずれの年齢においても半数以上の人が利用しやすい点としてあげている。

　一方「潮位が高いときもタラップが利用でき、車両甲板に回らなくて済む」については、65歳以上で52.3%と半数を超えており、特に高齢者にとって利用しやすくなった点と感じられている。

　また、「ステップ（階段）式のため、段差があり、かえって利用しにくい」については、65歳以上では2.3%で64歳以下に比べその割合は低くなっている。逆に「ステップ（階段）の傾斜がきつく、危険や怖さを感じる」は65歳以上では11.4%で、64歳以下に比べて割合が高い。65歳以上の高齢者にとっては、タラップの傾斜がきついとスロープ・ステップの区別に関わらず危険や怖さなど安全面に関する不安が大きいため、その点が改善されることがタラップの利用しやすさと大きく関わっているといえる。

　

　

　ステップ（階段）として利用するとき、以前より利用しやすくなった点、利用しにくくなった点に「その他」と回答した人の具体的な意見として、以下のものがあげられた。