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(4)博多港での乗下船および旅客船ターミナル(フェリー)
■乗下船経路はエレベーター、ボーディングブリッジでバリアフリー化されているが、エレベーターの設置場所、利用経路、荷役車両と乗下船客の輻輳(ふくそう)の問題あり
 フェリー利用の場合、博多港では第2ターミナルに発着する。乗下船口とターミナルビルは長いボーディングブリッジで結ばれているが、下船時にはその途中に設置されている階段から陸上に降りることとなる。
 階段を利用できない車いす利用者等は、乗船時と同様にターミナルビルに入れば、エレベーターが設置されている。ただし、このエレベーターは内部が狭く、車いす利用者とその介助者が乗るといっぱいになる。また、ターミナルビル裏側に設置され、荷役場所の横を通る必要があるため、安全面の問題がある。
 さらに、エレベーターの場所がよくわかりにくいという問題もあるが、案内表示については、福岡市において新たな表示板を設置予定である。
 身障者用トイレは、ターミナルビル内に設置されている。
 なお、博多ふ頭のフェリーターミナルについては、港湾計画において中央ふ頭を延伸して移転することになっているが、厳しい財政状況等から、具体的な時期は決定していない。
 
ボーディングブリッジと下船時の階段
 
身障者用トイレ
 
エレベーターとその案内表示
 







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