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 次に、単位遅延時間に比較してレーダーの距離分解能が1/5となるFM-CW波への応答波形(前述の図3-16)に対して帯域制限を行った結果を図3-42に示す。単位遅延時間の問題から帯域制限前(c)は櫛状であった波形が、帯域制限後(e)では高周波成分が除去され、なめらかな正常符号波形となっていることがわかる。なお、信号振幅について(c)と(e)を比較すると、およそ1/5となっている。これは、帯域制限によって(d)の5本のスペクトラムが(f)では1本に制限された為と考えられる。
 
図3-42  帯域制限による応答波形への効果(単位遅延時間の不一致)
(a)入力波形(時間領域)
 
(b)入力波形(周波数領域)
 
(c)帯域制限前(時間領域)
 
(d)帯域制限前(周波数領域)
 
(e)帯域制限後(時間領域)
 
(f)帯域制限後(周波数領域)







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