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九州うんゆジャーナル 2003年冬号 Vol.69

 事業名 基盤整備
 団体名 九州運輸振興センター  


4 路線バスについて
 
(1)概況
 大分県の路線バスは13社が846系統を運行しており(平成14年12月末現在)、免許キロ数は8037kmにわたっている。利用者数は減少しているものの、平成14年度で約25百万人の利用者があり、輸送機関として依然として重要な地位を占めている。
 また、平成14年2月に施行された道路運送法の改正による乗合バス事業の規制緩和を前に、平成12年11月に大分県バス対策協議会が設立され、補助対象路線の選定や廃止予定路線の取扱いについて協議・調整を行っている。
 
(2)乗合バスの路線維持対策について
 大分県内における乗合バスの輸送人員は昭和40年代前半のピーク時に比べ約3分の1に減少している。しかし、過疎地域における路線バスは地域に根ざした公共交通機関として住民の通勤、通学、買物、通院といった日常生活に大きな役割を果たしている。
 このため、本県では昭和47年度から国の「地方バス路線運行維持対策要綱」を受けて運行費等の補助金を行い、地域における住民の移動手段確保に努めている。
 
地方バス路線維持費補助金額の推移(H8〜H14)
 
 また、平成13年4月から前記「地方バス路線補助制度」が改正され、広域的・幹線的な路線のみが補助対象とされるとともに、平成14年2月の改正道路運送法の施行により従来の需給調整規制が撤廃されたことに対する平成16年3月までの激変緩和措置として、平成13年4月から旧国庫補助制度による補助額と新国庫補助制度による補助額の差額を補填する本県独自の生活交通路線運行費補助制度を創設した。
 なお、バス事業者の廃止した路線を市町村が引き継ぐ場合に適用する廃止路線代替バス補助を県単独で行っており、現在、6市町村がこの補助を利用している。
 
(3)高速・長距離バスの状況
 高速バスは大分自動車道及び東九州自動車道等の高速道路網整備の進展に伴い、重要な幹線輸送手段となっている。県内の高速バス路線は昭和56年の福岡〜日田間の運行をはじめとして、平成元年には福岡〜大分間の運行が開始され、自動車専用道路の延伸により九州各都市間を結ぶ機能が強化された。また定時性の向上や施設の整備・改善、車両設備の充実など利用者利便の向上が図られたことから、各世代に利用されている。
 
5 鉄道について
 
(1)概況
 本県の鉄道は、日豊本線、久大本線、豊肥本線、日田彦山線の4路線で、営業キロは360・2kmに及んでいる。
 モータリゼーションの進展とともに輸送に占めるシェアは小さくなっているが、依然として基幹的な交通機関として主要な役割を担っている。近年では、鉄道交通は定時性、高速性に優れた大量公共交通機関として、環境面から鉄道の有用性が見直されており、軌道の改修や新型車輛の導入による高速化をはじめ、新駅の設置や運転本数の増加等、鉄道の利便性向上が重要となっている。
 
 
(2)在来線整備促進について
 
(1)日豊本線
 日豊本線の高速化については、小倉〜大分間は最高速度時速130kmの高速運転が行われており、また、大分以南では、大分〜佐伯間が平成16年3月のダイヤ改正を目指して、平成13年度から高速化事業(時速85km→時速110km)を進めている。佐伯以南については最高速度が時速85kmのままであり、高速化の実現が課題となっている。
 複線化については、大分以北は約90%が完成しているが、今後は、大分以北の一部単線区間及び大分以南の全線の複線化が大きな課題となっている。
 車両については、平成2年3月に特急「にちりん」にハイパーサルーン(783系)が導入されたのをはじめに、平成7年4月には振り子型電車ソニック(883系)が導入され、さらに、平成13年3月にはかもめ型車両白いソニック(885系)が新たに導入された。
 
 
(2)久大本線・豊肥本線・日田英彦山線
 久大本線及び豊肥本線では平成4年に軌道改良工事が行われ、最高速度が時速85kmから時速95kmにスピードアップされた。
 これらの路線も都市間及び県内の主要地域を結ぶ主要な公共交通機関であり、列車の増便や快適性の向上等による利便性の向上を図っていくことが課題となっている。
 車両については、久大本線に平成元年3月に特急「ゆふいんの森」が、平成4年に「ゆふ」が、さらに平成11年3月には「ゆふいんの森」の新型車両が導入され、平成15年3月には普通列車キハ200系気動車が導入された。また、豊肥本線には、平成4年に特急「あそ」が導入され、平成14年3月には普通列車キハ200系気動車が導入された。
 
JR九州本線の概要
 
(3)利便性の向上について
 
(1)新駅の設置
 旧国鉄時代の昭和62年2月に日豊本線の牧駅と豊肥本線の敷戸駅が、また昭和62年3月に日豊本線の暘谷駅と別府大学駅が地元等の負担により設置された。
 JR発足後は久大本線に昭和63年3月古国府駅が、平成元年3月に豊後国分駅が設置され、平成2年12月に由布院駅舎が改築された。平成14年3月には豊肥本線に大分大学前駅が設置され、平成14年5月に日豊本線の高城駅が、平成14年の8月には久大本線の向之原駅が改築された。
 
(2)バリアフリー化の推進
 国の交通施設バリアフリー化設備整備費補助金制度を活用して平成12年2月に別府駅に、3月に大分駅に、さらに13年3月には中津駅に乗用兼車椅子仕様エスカレーターが設置された。このバリアフリー化については、高齢者・障害者等の移動の円滑化を進めるため、鉄道事業者に対して国、市町村とともに補助を行っている。
 また、県単独のやさしい社会環境づくり推進事業費補助金制度を活用して、平成15年3月に日田駅と津久見駅に階段昇降機が設置された。







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