認定登録は事業所単位になります。従って、審査申請は1事業所毎の申請を基本としますが、同一のチェックリストで複数事業所を一元的に管理されている場合は、一括申請することができます。対象となる事業所は営業用車両（緑ナンバー車）を保有している事業所となります。但し、営業用車両を保有していない場合でも、管理部門がある本社については営業用車両を保有する事業所と一緒の申請であれば対象になります。

　審査登録対象事業所の半数以上の事業所を現地審査します。初日の審査では当該事業所の審査及び現地審査対象外の事業所について書類の抜き取り審査を行います。従って、現地審査対象外の事業所の環境保全管理責任者にも同席して頂きます。

　その他の現地審査は各事業所での実施状況を審査します。

　エコモ財団より、審査日と担当する審査員及び認証費用の見積書が書面で知らされます。担当審査員の忌避は、正当な理由による申し出がある場合に限り認められます。エコモ財団は理由を正当と認めた場合、審査員の交代を行います。

　また、現地事業所への交通手段や訪問時間、審査スケジュール等についての調整のため、別途担当審査員から連絡させて頂きます。

　審査当日に審査員が事業所を訪問し、以下の手順で審査を行います。

　不適合事項があった場合は、是正処置の内容を「不適合報告書兼是正処置報告書」の右側に記入して、責任者が確認の上、担当審査員に提出してください。この際、必要に応じて是正処置を確認できる資料を添付して下さい。提出期限は、審査日から起算して60日以内です。

　「不適合報告書兼是正処置報告書」の内容が、認証基準を満たさない（是正処置が不十分である）場合は、その旨をご連絡します。

　その場合、「不適合報告書兼是正処置報告書」を再提出していただきますが、再提出の場合であっても、提出期限は審査日から起算して60日以内とします。

　エコモ財団は、審査員が作成した「実地審査報告書」に基づき審査結果の判定を行います。認証基準をすべて満たしているとエコモ財団が判断した場合に、登録可と判定されます。

　不適合事項があった場合は、1.7の「不適合報告書兼是正処置報告書」を担当審査員の確認を得て、処置が適切とエコモ財団が判断した後、登録可と判定されます。

　前項で再提出された「不適合報告書兼是正処置報告書」で、是正処置が不十分と判断された場合は、登録はできません。

　エコモ財団の判定結果及び認証費用の請求書を送付いたします。認証登録発行日の前々日までにお振り込み頂いたものを登録させて頂いております。なお、認証登録発行日は原則として10日、20日、30日（発行日が休日の場合には休日前の日）となっております。

　登録が決定された事業者には「グリーン経営認証登録証」を発行します。

　登録証には、次のものを添付します。

　登録が決定された事業者は「グリーン経営認証登録された環境にやさしい運送事業者一覧」に掲載し、エコモ財団のホームページ上で公表されます。公表の内容は、次の通りです。

　登録の有効期間は最初の登録日から2年間とし、2年毎に更新審査が行われます。

　登録を維持するための条件は、次の通りです。

　登録された事業者は、新規登録日または更新登録日から1年目に次の定期審査（「チェックリスト」等の提出による書類審査）を受けていただきます。

　エコモ財団は、登録継続と判定された事業者に、その旨を書面でお知らせします。また不登録と判定された場合には、理由を付して書面でお知らせします。

　2年毎に行う更新審査は、次の手順で行われます。

　エコモ財団は、次のいずれかに該当する理由があるときは、登録された事業者に対し一定期間、認証の効力を停止します。

　エコモ財団は、次のいずれかに該当する理由があるときは、認証を取り消すことができます。

　エコモ財団は、3.1登録の一時停止、3.2登録の取消しをした場合、事業者から登録証を回収し、「グリーン経営認証登録された環境にやさしい運送事業者一覧」から抹消します。

　事業者は、登録、登録の一時停止、あるいは登録の取消し等に関して苦情がある場合、エコモ財団に申立てができます。エコモ財団は、苦情の内容を調査し、その措置を苦情申立て者に対し、書面で通知します。

　事業者は、苦情の回答を不服とする場合、回答書の通知から30日以内に、エコモ財団に対し、書面で異議申立てをすることができます。エコモ財団は、異議申立ての内容を調査し、「異議申立て処理委員会」で検討し、その措置を書面で通知します。この通知をもって最終の措置とします。