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600年の伝統 那覇ハーリー

 事業名 爬龍船の建造
 団体名 琉球水難救済会 注目度注目度2


あいさつ
那覇ハーリー実行委員長
那覇爬龍船振興会会長 吉浜照訓
 
 
 那覇ハーリー復活三〇周年の記念すべき節目に当たり、那覇爬龍船振興会長兼那覇ハーリー実行委員長として、一言、あいさつを申し上げます。
 ご承知のとおり我が那覇ハーリーが復活三〇周年の輝かしい歴史を誇り、那覇市の三大まつりとして内外から注目され、観光立県にも大きく寄与できるようになったのは、那覇ハーリー復活当初から喜怒哀楽を分かち合った那覇爬龍船振興会の歴代役員の方々および故・笹川良一氏(旧日本船舶振興会会長)、平良、親泊歴代那覇市並びに各界各層の物心両面のご援助、ご協力の賜物と心から厚くお礼を申し上げます。
 また、沖縄テレビがすばらしいイベント企画を展開され、那覇ハーリーをさらに盛り上げており、衷心より感謝を申し上げます。
 ハーリーは紀元前三百年前、中国の楚の国に始まります。この国に屈原という徳の高い愛国詩人がいて、王の側近として善政をほどこしておりましたが、周囲の者はこれを嫉妬して、屈原を落とし入れるため王に讒言(ざんげん)しました。根も葉も無いウソを聞いて怒った王は、屈原を国外に追放しました。
 屈原はこのことを憂い悲しみ、時流に迎合することを好まず、遂に旧暦の五月五日に現在の江南省あたりの汨羅(べきら)の淵に身を投じて亡くなりました。
 住民たちは屈原の死を悼み、命日に爬龍船を浮かべて競漕したことが、中国におけるハーリーの始まりとなり、竹筒に米を詰めた供物を淵に供して屈原の御霊を慰めたことが、日本のチマキになったと伝えられております。また、江戸時代には屈原の命日が端午の節句となり、やがて「子供の日」になったのであります。
 我が琉球にハーリーが由来したのは、今から六百年前の察渡王の時代にさかのぼります。琉球王府が中国に派遣した官生がハーリーを見て感激し察渡王に報告すると、察渡王は早速、公事として爬龍船競漕をするよう命じました。これが琉球におけるハーリーの始まりであります。
 戦前の泊、那覇、久米の三チームで展開されたハーリーは激烈を極め、時には死人がでることもあったようであります。一方、ハーリーは海神祭とも呼ばれ、ハーリー開催前には、我が那覇爬龍船振興会の役員が那覇市内の拝所に参詣し、五穀豊饒、無病息災の祈願も行われます。
 こうしてハーリーは二千数百年前の愛国詩人・屈原の諌死(かんし)が発端となり、長い歴史を刻んできましたが、顧みるに、我らの先達が刻苦欠乏に耐えながら今日までハーリーを保存継承したことに対し、心から敬意を表すると共に、那覇ハーリーは未来永却に継承発展されるものと確信致します。
平成十六年五月三日
 
 
 
 
沖縄県知事
稲嶺 惠一
 
 
 本県の代表的伝統行事であります「那覇ハーリー」が三〇周年を迎えますことは喜ばしいことで心からお祝い申し上げます。
 長い歴史と伝統を誇る「那覇ハーリー」は、本県の代表的な伝統行事として県内外に広く知られ、那覇市はもとより本県の観光振興に大きく貢献してまいりました。
 これもひとえに、那覇爬龍船振興会をはじめ関係各位のご尽力の賜であり、深く敬意を表わす次第であります。
 かって、私達の祖先は海洋民族として、広く中国や朝鮮、東南アジア諸国を駆けめぐり、輝かしい大交易時代を築き上げるとともに、海外との交流を通して、さまざまな独自の文化を育んでまいりました。
 「那覇ハーリー」は、このような先人たちの素晴らしい文化や習慣を受け継ぐものであり、沖縄の誇る伝統的な海の行事であります。
 また、「那覇ハーリー」は沖縄の若夏を告げる風物詩として県内外に広く知られる伝統行事となっており、響き渡る鐘の音に合わせ、勇壮に、そしてエネルギッシュに爬竜船を漕ぎ競い合う様は見る者に大きな感動を与え、今では本県を代表する一大イベントとして大きく発展しております。
 県は、我が国唯一の亜熱帯・海洋性気候、美しい自然景観、独特の伝統文化等魅力的な観光資源に恵まれております。
 県は「那覇ハーリー」をはじめ、これらの魅力ある観光資源を活用した観光の振興に取り組み、ひいては本県の自立的発展を図っていく所存であります。
 「那覇ハーリー」の今後のさらなるご発展と那覇爬竜船振興会をはじめとする関係各位のご活躍を心より祈念いたします。
平成十六年五月
 
 
沖縄県議会議長
伊良皆 高吉
 
 
 那覇ハーリーが復活三〇周年を迎えるに当たり、県議会を代表してごあいさつを申し上げます。
 この度、那覇ハーリーの復活三〇周年という大きな節目を迎えられたことに対し、お喜び申し上げるとともに、これまで多大な御尽力を賜りました那覇爬竜船振興会をはじめ、関係各位の皆様には、衷心より敬意を表します。
 御承知のとおり、かつて、我々の祖先は海洋民族として、中国などと積極的に交易し、王国の繁栄を築くとともに、独特な文化を育んできました。
 そして、これらは地域で継承され、現在でもこれらを活用した行事が県内各地で盛んに行われています。
 その中でも、明治政府の廃藩置県で廃止され、本土復帰後に復活した那覇ハーリーは、沖縄のハーリー行事の中で最大規模であります。
 那覇ハーリーは、観光客にも見てもらいたいという意図もあり、ゴールデンウィークに重なる五月に行われ、県内外から多くの観客を集めております。
 今では、本県を代表する一大イベントとして、那覇市はもとより県の観光振興にも、大きく寄与するまでに発展しています。
 那覇爬竜船振興会の皆様には、今後とも那覇ハーリーの発展のため、御尽力されますよう御期待申し上げます。
 県議会といたしまして、豊かな感性と創造性を生む文化の振興に最大限の努力を傾注していく所存であります。
 終わりに、那覇ハーリーのさらなる御発展と、那覇爬竜船振興会をはじめ関係各位のますますの御活躍を祈念しまして、ごあいさつといたします。
平成十六年五月吉日
 
 
那覇市長
翁長 雅志
 
 
 那覇ハーリー復活三十周年を迎えられ、ここに記念誌を発刊されるにあたり、心からお祝い申し上げます。
 南国・沖縄に若夏の季節を告げる「那覇ハーリー」が復活して今年で三十周年の節目をむかえます。これまで海の伝統行事として、また、那覇市の観光振興のひとつとしてしっかり定着し好評を博してまいりました。これもひとえに那覇爬竜船振興会の吉濱照訓会長をはじめ関係者のご尽力の賜物と衷心より敬意を表するとともに深く感謝申し上げます。
 「ハーリー」は、約六〇〇年前の琉球王朝時代に中国から伝わったと言われ、国家の慶祝行事としてとりおこなわれていたものであります。今日では航海の安全と大漁を祈願する海神祭として県内各地で盛んに行われている行事であります。
 又、琉球の先人達は、中国からもたされた「ハーリー」を通して平和と繁栄を願ったとも言われております。
 那覇市といたしましては、このような伝統を誇る素晴らしい「那覇ハーリー」を伝統行事として大事に継承し、貴重な観光資源として活用するとともに、「那覇ハーリー」を通して、世界の人々に「平和を愛する沖縄の心」を発信していきたいと思います。
 最後になりましたが、三十回目を迎えられます「那覇ハーリー」がこれまでにも増してのご盛会と那覇爬竜船振興会のご発展ならびに関係者各位の活躍を祈念いたしましてお祝のおことばといたします。
平成十六年五月吉日







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更新日: 2019年12月7日

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