日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 政治 > 成果物情報

中国主要造船企業の概要と事業展開に関する調査

 事業名 造船関連海外情報収集及び海外業務協力事業
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


2.3 業務
2.3.1 業務内容
 船舶の建造・修繕、機電設備、軍事品及びその関連技術、労働者派遣、輸出入業務、圧力容器・起重機、鉄鋼構造物、金属材料、建築装飾材料、自動車修理、積卸、橋梁等鉄鋼構造物の建造等の業務を取り扱う。
 80年代以降、海外市場に進出し、ドイツ、アメリカ、イタリア、カナダ、ノルウェー、ベルギー、スイス、デンマーク、マレーシア、シンガポール及び香港等多くの国家・地域にばら積み貨物船、油槽船、コンテナ船、多目的船、プロダクトオイル/化学品運搬船、セルフ・アンローディング式ばら積み船、自動車運搬船、作業船、LPG船等を輸出。
 
2.3.2 設備
 
表 2-4: スリップウエイ
長さ(m) 幅(m) 万DWT クレーン
242.4 24.5 12 150t×1
275 38 20 100t×1
 
表 2-5: ドッグ数
長さ(m) 幅(m) 深さ(m) 万DWT クレーン 備 考
187.5 30.2 9.1 2.5 60t×1、15t×1 ドライドック
232 39.6 13 8 150t×1、60t×1 ドライドック
240 40 12.8 8 30t×1、15t×1 ドライドック
 
表 2-6: 艤装岸壁
長さ(m) クレーン
680 3基
540 5基
 
表2-7: その他設備
設備種類及び現格 数量
起重設備  
150tクレーン 2基
100tクレーン 4基
75tクレーン 1基
60tクレーン 2基
溶接設備  
ZS5-400-1(AC/DC) 155台
DC、350A 35台
AC、300〜500A 29台
LINCOLIN R3R-500-1 10台
LINCOLIN CO2 10台
LINCOLIN SWTIG-355 2台
KIVM-1000 3台
コーナー溶接機 4台
切断設備  
1000A 6台
大型ESAB 1台
LINCOLIN DL-1000 3台
切削設備  
ZX5-800 1台
プレート・ベンダー  
二重350t液体圧力機 3台
800t液体圧力機 鋼板厚Max100mm 1台
8m3ロール二重プレート・ベンダー 1台
12m3ロールプレート・ベンダー 鋼板厚Max45mm 1台
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
2.3.3 受注・建造実績
 
表2-8: 主要受注・建造実績一覧表
受注日 種類・用途 隻数 DWT 船主・ユーザー 竣工/予定日 船級
1999年7月 貨物船 2 74,100 Vrontados SA(ギリシャ) 2000年〜2001年  
1999年9月 貨物船 4 74,100 COSCO 2001年4月 CCS
1999年9月 LPG船 2 8,000 Schulte(ドイツ) 2002年6月 GL
2000年4月 貨物船 2 74,000 中国海運 2002年7月  
2000年5月 貨物船 2 74,000 中国海運 2002年10月 CCS
2000年5月 鉄道フェリー 1 4,500 中国 2002年7月 CCS
2000年6月 貨物船 2 51,000 Vrontados SA(ギリシャ) 2003年1月 ABS
2001年5月 鉄道フェリー 1 4,500 中国 2003年5月 CCS
2001年5月 プロダクトタンカー   13,700 Ektank AB(スウェーデン) 2003年9月  
2001年7月 プロダクトタンカー 2 75,000 中海発展 2004年7月  
2002年5月 貨物船 2 74,000 Komrowski Befrachtungskontor(ドイツ) 2004年1月  
2002年7月 化学品/オイルタンカー 1 16,400 Stenersen AS Rederiet(ノルウェー) 2003年12月  
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
2.3.4 その他
●設計レベル
 新製品の研究・開発を専門に行う設計部あり。
 設計部は専門家グループ、船舶開発室、船体設計室、艤装設計室、機械設計室、電気設備設計室、標準設計室及び総合管理室からなる。
 上海交通大学、中国海洋工程設計研究院(708研究所)と共同で「船舶与海洋工程新技術聯合開発センター」を開設し、製品の研究・開発、研究成果の移転及び人材の育成等を行っている。
 中国海洋工程設計研究院(708研究所)、上海船舶設計研究院、中国船舶科学研究院(702研究所)及び上海船舶運輸科学研究所等とは長期の協力関係があり、産学研の共同研究を通じて、開発・設計レベルをアップしている。
 概念設計から生産設計まで設計及び技術提案を提供できる船舶は以下の通り。
・ハンディ型及びパナマックス型ばら積み船
・圧力式、半冷蔵式液体ガス運搬船
・高速コンテナ船(ハッチレス・コンテナ船)
・オイル/プロダクト・タンカー、化学品タンカー
・RO/RO船及び自動車運搬船
・半潜水起重機船及び特殊多目的船
 
●日系企業・外国企業との提携
 2001年、フランスのGTT、アトランテイック船廠からLNG船の設計、製造のライセンスを取得。
 
2.4 経営・財務状況
2.4.1 資本金、出資者
 
表2-9: 主要出資者及び出資率
(2001年12月31日現在)
出資者 出資率
中国船舶工業集団公司 66.8%
中国華融資産管理公司 33.2%
出所:国家工商行政管理局
 
2.4.2 売上げ
 
図2-3: 近年の売上額の推移
単位:10万元
出所:国家工商行政管理局
 
2.5 今後
2.5.1 最近のトピック
1)上海万博に伴い移転
 上海万博の誘致成功に伴い、万博開催地にある江南船廠は移転となる。
 
2)中国最初の海峡鉄道フェリー“粤海鉄1号”が進水
 粤海鉄道の海峡鉄道フェリー“粤海鉄1号”が順調に進水した。“粤海鉄1号”は粤海鉄路有限責任公司が2.1億元を投資して、中国船舶工業第708研究所が設計し、上海江南造船(集団)有限責任公司が建造したもの。中国初の国内設計、国内建造の海峡鉄道フェリーである。
 
3)LNG船MOCK-UPの設計・建造に成功(2002年8月)
 上海外高橋造船有限公司と共同でフランスGTT社、ERI社の専門技術者らと協力して、メンブレン型LNG船のMOCK-UPの設計・建造に成功。8月9日、BVの検査を経て、外高橋造船有限公司と共同でLNG船MOCK-UP建造証書を取得。
 
2.5.2 事業計画
●LNG船の設計・建造技術を研究・開発し受注に努力
 国家計画委員会に認定されたLNG船国産化3造船所の1つであり、今後も積極的に設計・建造技術の研究・開発を展開する。液化ガス(LPG/エチレン運搬船)船の建造経験の上に、8万m3のLNG船を研究・開発してLNG船の受注を図る。
 
●「第10次5ヶ年計画」
 「第10次5ヶ年計画」期間は、民用品で外高橋造船と技術開発及び人材資源で協力し、高技術及び高付加価値船を引き続き開発する。大型、高速、環境保護及び省エネルギーの船舶建造を目標にし、2015年に中国造船企業グループとして世界造船トップ10のランキングに入る。
 
●長興島造船基地の規模拡大
 長興島造船基地の規模を拡大し、中国最大規模、最先進設備を持つ近代的造船所を建設する。







サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
218位
(30,263成果物中)

成果物アクセス数
49,044

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2018年10月13日

関連する他の成果物

1.Shipbuilding in Japan 2003
2.中国造船業の概要<2002年>
3.中国造船業の概要<揚子江流域>
4.2003年度 欧州造船政策動向調査
5.中国主要海運企業の概要と事業展開に関する調査
6.国際海事情報シリーズ76 タイ国におけるフェリー網整備に関する調査
7.国際海事情報シリーズ77 米国における次世代水上交通システム構築に関する調査
8.国際海事情報シリーズ78 米国における舶用ベンチャーの事業化支援制度に関する調査
9.国際海事情報シリーズ79 欧州における航海機器のシステム化の現状と動向に関する調査
10.国際海事情報シリーズ80 天然ガスの新たな輸送方式に関する調査
11.国際海事情報シリーズ81 欧州の国家造船業を支援するEUの諸政策
12.国際海事情報シリーズ82 欧州舶用関連企業による対中国戦略に関する実態調査
13.国際海事情報シリーズ83 太平洋諸国(オセアニア諸国)における新規造船需要と経済協力に関する調査
14.国際海事情報シリーズ84 欧州造船業を巡る知的財産権とその保護-英国を中心として-
15.国際海事情報シリーズ85 最近の米国の海洋政策策定の動向
16.国際海事情報シリーズ86 東南アジアにおける内航船の安全・環境規制に関する調査
17.国際海事情報シリーズ87 アフリカ諸国造船需要動向調査
18.国際会議「地球未来への企画“海を護る”」
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から