日本財団 図書館


人と海洋の共生をめざして 150人のオピニオン
 
目次
はじめに
編集代表者からのメッセージ
 
海洋政策・法制
海洋問題への総合的対応
栗林忠男●慶応義塾大学法学部教授・法学部長
海洋問題の総合的取り組みを急げ
寺島紘士●日本財団常務理事
国際海洋法の新しい思想
布施勉●横浜市立大学教授(国際海洋法)
経団連意見書「21世紀の海洋のグランドデザイン」について〜わが国200海里水域における海洋ネットワークの構築〜
橋口寛信●川崎重工業(株)常務取締役技術総括本部長、経団連海洋開発推進委員会総合部会長
EEZを視野に入れた海洋のグランドデザインの策定を望む
前田久明●東京大学大学院工学系研究科環境海洋工学専攻教授
子孫に美田を残す
谷伸●海上保安庁水路部大陸棚調査室長
海洋秩序の先導国たれ!
栗林忠男●東洋英和女学院大学教授・慶應義塾大学名誉教授
海に生きる日本の海洋政策の確立を急げ
寺島紘士●日本財団常務理事
韓国における沿岸及び海洋資源開発の現状と課題
安煕道 Ahn, Hee-do●韓国海洋研究院(KORDI)沿岸港湾工学研究本部責任研究員
オーシャニック・トリレンマへの取り組み〜安全保障と海洋管理の融合を糸口として〜
秋元一峰●元海上自衛隊海将補、秋元海洋研究所代表
資料:「21世紀におけるわが国の海洋政策に関する提言」(日本財団海洋管理研究会)
インフォメーション:各国における海洋管理への取り組み
インフォメーション:世界の排他的経済水域図
 
沿岸域管理
21世紀に向けた海洋・沿岸域の環境管理〜Oceans & Coasts at Rio+10 パリ会議からWSSDヨハネスブルグ・サミットへ〜
中原裕幸●(社)海洋産業研究会常務理事、東海大学・北海道東海大学講師
東アジア海域海洋環境管理計画(PEMSEA)について
Chua Thia-Eng●PEMSEA Manager
第三の沿岸域危機と沿岸域の未来
敷田麻実●金沢工業大学環境システム工学科助教授
なぜ、美しい海岸は消える? 〜沿岸域で起きている問題の解決に向けての展望〜
宇多高明●建設省土木研究所河川部長
沿岸域利用の国民的コンセンサスを目指して〜「沿岸域総合管理計画」の提案〜
横内憲久●日本沿岸域学会2000年アピール委員会委員長、日本大学理工学部教授
21世紀に向けての沿岸域管理のあり方
来生新●横浜国立大学国際社会科学研究科教授
水上バイクによる環境破壊〜物言わぬ魚にかわって、マリンスポーツのルール作りを提言する〜
奥田みゆき●鎌倉の海を守る会、神奈川県遊魚海面利用協議会委員
 
科学技術・観測・情報
地球温暖化について
奈須紀幸●東京大学名誉教授
海面上昇とアジア・太平洋地域
三村信男●茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター教授
地球温暖化と日本海の循環
尹宗煥 Yoon, Jong-Hwan●九州大学応用力学研究所教授
地球温暖化が水産資源に及ぼす影響
河井智康●21世紀の水産を考える会代表理事
海洋大循環の解明・予測で世界に先駆けた研究を!〜世界最速コンピュータが大規模シミュレーションを実現する〜
松岡浩●日本原子力研究所地球シミュレータ開発特別チームサブリーダー、海洋科学技術センター地球シミュレータセンターシステム管理・運用グループリーダー
地球環境変動解明のためにプランクトンセンターの設立を
千葉早苗●地球フロンティア研究システム研究員
海洋の生物生産―過去・現在・未来
Wolfgang H. Berger●米国スクリップス海洋研究所教授/監修=奈須紀幸●東京大学名誉教授
海洋データ交換ポリシー
道田豊●東京大学海洋研究所助教授
北方四島の生物多様性とその保全
大泰司紀之●北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室教授
離島振興にITの積極導入を
川口則幸●国立天文台教授
渦巻く海
奈須紀幸●東京大学名誉教授
 
環境保護・保全
ダイアローグ「竜馬と乙姫」
酒匂敏次●東海大学海洋学部教授
森が育む豊かな海〜森、川、海をつなぐ漁民の森づくり運動〜
河田和光●(社)海と渚環境美化推進機構(マリンブルー21)専務理事
川と海のあるべき姿とは?〜海と陸を結ぶ通路として、川が果たすべき役割〜
松田芳夫●(財)リバーフロント整備センター理事長
ボルサ・チカ湿地、再生への道〜カリフォルニアの「三番瀬」は、いかにして復元への道を歩みはじめたか?〜
ベバリー・フィンレイ金子 Beverly Findlay-Kaneko●横浜国立大学講師
砂浜の保全と土砂管理
磯部雅彦●東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
地形や底質から沿岸の海を知る
嵯峨山積●北海道立地質研究所海洋地学部主任研究員
海岸の急激な人工化は止まるか?
宇多高明●国土交通省土木研究所河川部長
古老曰く「昔砂浜は広かった」これはまことか?
宇多高明●国土交通省国土技術政策総合研究所研究総務官
琴引浜の鳴き砂を後世へ〜海岸を取り巻く環境について〜
松尾省二●琴引浜の鳴り砂を守る会
街のゴミが海を汚す〜「海のゴミ白書」を作ってほしい〜
小島あずさ●JEAN・クリーンアップ全国事務局
インフォメーション:欧州における沿岸管理政策統合の動き
海にも「健康診断」の導入を
大川光●シップ・アンド・オーシャン財団海洋政策研究所研究員
沿岸海域の富栄養化機構
柳哲雄●九州大学応用力学研究所教授・力学シミュレーション研究センター長
沿岸環境保全における「個別性」の調査研究のありかた
清野聡子●東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学科
東京湾を親しみやすく美しい海にするために
信国正勝●東京湾再生推進会議事務局(海上保安庁海洋環境保全推進室)
江戸前の東京湾は呼び戻せるか
菱田昌孝●国土環境(株)環境調査本部部長
洋上プラントによる廃棄物処理:呉からの提案
戸田常一●呉地域海洋懇話会座長/小笠原臣也●呉市長
“ナホトカ”の教訓を生かした油汚染対策を
佐尾和子●(株)海洋工学研究所出版部長
海洋の生態系と生物多様性を守る『予防原則』
大森信●阿嘉島臨海研究所所長/Boyce Thorne-Miller●環境保護団体SeaWeb科学アドヴァイザー
インフォメーション:報告書「マラッカ海峡の沿岸・海洋資源のもつ経済的価値」について
サンゴ礁の危機
石弘之●東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
CO2を深海底の窪地に溜めよう
綾威雄●独立行政法人海上技術安全研究所大阪支所長
 
生物・水産資源
21世紀は環境の時代
佐野宏哉●(社)大日本水産会会長
漁業権消滅補償の理論と実態からの乖離
来生新●横浜国立大学国際社会科学研究科教授
海と魚と人間の関わり合い方を考えるための情報保有者の説明責任
石塚浩一●水産庁漁場資源課国際資源班長
新しい水利用の概念「漁業用水」〜漁業の持続的発展をめざして〜
眞鍋武彦●兵庫県立水産試験場増殖部長
今なぜ捕鯨問題か
森下丈二●水産庁遠洋課捕鯨班長
捕鯨再開と持続的利用原則
森下丈二●水産庁遠洋課捕鯨班長
商業捕鯨は持続的利用ではない
特定非営利活動法人グリーンピース・ジャパン
マッコウクジラ集団座礁の顛末記
村田敏雄●鹿児島県大浦町役場経済課長
ミナミマグロをめぐるホットな争い
堀武昭●政策研究大学院大学客員教授
太平洋のカツオ・マグロ資源管理
小川和美●太平洋諸島地域研究所主任研究員
津軽海峡にマグロ漁の復活はあるか
濱田照男●大畑町小型定置網組合組合長
サンマ操業と北方領土
堀武昭●カレル大学客員教授
新一次産業としての漁業の再生・確立
森下丈二●水産庁遠洋課捕鯨班長
これからの漁業に求められる視点
鷲尾圭司●林崎漁業協同組合顧問
クラゲの海からイワシの海へ〜瀬戸内海における漁業資源の回復をめざして〜
永井達樹●独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所研究室長
瀬戸内海の漁業と制度的工夫としての入会
高屋繁樹●神戸大学大学院法学研究科、水産庁瀬戸内海漁業調整事務所調整課長
氷見から発信!!人と環境にやさしい定置網漁法
堂故茂●氷見市長
韓国の海洋牧場の推進と問題点
金鐘万 Kim, Jong-man●韓国海洋研究院(KORDI)長木分院分院長
 
資源・エネルギー
海洋深層水資源に依存した循環型社会への移行の提案
高橋正征●東京大学大学院総合文化研究科教授
わが国初の洋上風力発電、実現へ
平田泰雄●北海道瀬棚町長
自前エネルギー、メタンハイドレート
徳山英一●東京大学海洋研究所教授
 
交通・運輸
海事社会の相互協力
小山健夫●東京大学名誉教授
懸念される海洋日本〜塗り変わる太平洋〜
今野修平●大阪産業大学経済学部教授
海洋日本は懸念される?〜今野教授の論説に対する私見〜
合田浩之●筑波大学大学院経営政策科学研究科博士課程2年
タンカー「タジマ」船内の船員殺害事件への対応は適切であったか
林司宣●早稲田大学法学部教授(国際法・海洋法)
サブスタンダード海運の撲滅に向けて
林司宣●早稲田大学法学部教授
旗国の監査プログラムの創設
山田浩之●国土交通省海事局安全基準課専門官
インフォメーション:ポートステートコントロールと「旗国」ブラックリストについて
「優良船」の利用促進制度を作ろう
工藤栄介●シップ・アンド・オーシャン財団常務理事
高品質運航促進のインセンティヴ手法導入に向けた取り組みを
露木伸宏●(財)運輸政策研究機構運輸政策研究所主任研究員
日本の港湾・海運にも大胆な政策を
田中愼一郎●日本貿易振興会ジェトロ・シンガポール・センター舶用機械部長
北九州市の新たな港湾戦略
末吉興一●北九州市長
公共性と岸壁の専用使用
来生新●横浜国立大学国際社会科学研究科教授
漁港、一般港湾に遊びの船の基地を
野本謙作●大阪大学名誉教授(造船学)、(財)日本セーリング連盟顧問
内航海運と港湾にもっと貨物を!
久保雅義●神戸商船大学教授(流通拠点計画研究室)・工学博士
インフォメーション:新世紀港湾ビジョンについて
内航海運の危機と構造転換
小瀬邦治●広島大学大学院工学研究科教授
海上モーダルシフトはなぜ進まないのか
中野義明●元中野海運(株)
日本造船は今やどこへ向かうべきか
キース・ウィルソン●International Maritime Consultant
インフォメーション:シップ・オブ・ザ・イヤー’01は「KOHYOHSAN」
地球にやさしいシップリサイクルを
山路宏●船舶解撤企業協議会副会長
船舶解撤の振興なくして海運・造船の将来なし
井上肇●元運輸省船舶技術研究所長
効率的で安全な東京湾を目指して
邊見正和●(社)東京湾海難防止協会理事長
海から見た防災
村上處直●防災都市計画研究所名誉所長
海洋および河川を利用した防災支援システム
平井邦彦●長岡造形大学教授
海でつながる災害時相互援助協定
山根敬則●岡山県玉野市長
海からの防災対策に「希望」を見出す
杉山峯男●静岡県総務部防災局災害対策室長
なぜ撤去は進まない? 乗り揚げ放置の外国船
菅野瑞夫●(株)ゼニライトブイ取締役、前日本海難防止協会企画部長
「えひめ丸」事故、もうひとつの視点
寺田政信●海上交通システム研究会幹事
「えひめ丸」の引き揚げと深海サルベージの現状
清水信夫●深田サルベージ建設(株)営業本部海洋開発室室長
人は飛行機、物資と心は船で〜ボランティア活動のために、いまこそ政府専用船を〜
福岡政行●白大学法学部教授
 
空間利用
新しい海と都市の風景の創造〜次世代ウォーターフロント開発へ〜
横内憲久●日本大学理工学部教授
東京湾臨海部の都市計画の功罪
渡邊豊●東京商船大学商船学部助教授
魅力ある地域づくりみなとの景観
東惠子●東海大学助教授
羽田空港再拡張構想
定期航空協会
東京湾における船舶航行と空港問題
増田恵●(社)日本船主協会常務理事
国際線も含めた抜本的な首都圏空港容量の拡大を
丸山信一●首都圏新空港研究会業務部長
沖ノ鳥島の活用
平石哲也●独立行政法人港湾空港技術研究所海洋・水工部
海洋ビジョンを見すえた次世代海洋構造物
鈴木英之●東京大学大学院工学系研究科助教授
「アクアポリス」の教訓〜トータルライフサイクルコストの議論を〜
佐久田昌昭●日本大学名誉教授
海洋構造物に実りある未来を
長尾實三●海上交通システム研究会副会長
 
安全保障
中国の海洋活動
村田良平●日本財団特別顧問、元外務省事務次官、駐米・駐独大使
奄美大島沖不審船に対する威嚇射撃
真山全●防衛大学校国際関係学科教授
領海侵犯に対する権力行使
石毛平蔵●元川越簡易裁判所判事
望まれる、わが国の海上テロ対策
松村純一●JETROロンドン事務所Japan Ship Centre所長
東南アジア海域における海賊・武装強盗への対策
村上暦造●海上保安大学校教授
国際社会における海運保護と「領海の秩序」の概念
恵谷修●防衛大学校総合安全保障研究科
密航事犯の現況と罰則の強化について
北川佳世子●海上保安大学校助教授
密輸犯罪の現状と対策
大塚裕史●岡山大学法学部教授
 
教育
これからの海事教育
原潔●神戸商船大学長
情報化時代の海上防災訓練
石田憲治●神戸商船大学教授
海と船が、人を育てる
三原伊文●大島商船高等専門学校商船学科教授
インフォメーション:世界の「海の日」
海上自衛隊の指導者育成と“海”
古澤忠彦●三井造船(株)顧問、元海上自衛官
わが国の海洋・環境教育の現状と今後のあり方
近藤健雄●日本大学理工学部海洋建築工学科教授
韓国における海洋環境教育の現状と課題
諸淙吉 Je, Jong-Geel●韓国海洋研究院(KORDI)海洋環境・気候研究本部責任研究員
体験学習の宝庫『海』
丸山一郎●日本海洋少年団関東地区連盟会長
無知が海を壊す!〜海の現状と「海の環境教育」の必要性〜
ジャック T. モイヤー●海洋生物学者
干潟の生きものと遊ぶ
綿末しのぶ●であいねっとわーくともだち
「イルカの学校」の活動を通じて〜メコン川のイルカと環境保護への提言〜
岩重慶一●HAB研究所所長、東京水産大学地域共同センター客員教授、東京大学大学院農学生命科学研究科研究員
海の大切さを子供たちに伝える〜ペットボトルの潜水艇が教えてくれた、海洋教育の可能性〜
中西理香子●(財)神戸国際観光コンベンション協会見本市事業部推進課長
海岸での体験学習に向けて
堀口瑞穂●edutainments.net代表、東海大学海洋学部研修員
着衣水泳が教える水中護身術
長崎宏子●スポーツコンサルタント、ベビーアクアティクス主宰、元五輪代表競泳選手
生命を救う・生命を教える〜ライフセービングの存在意義〜
小峯力●内閣府特定非営利活動法人日本ライフセービング協会理事長
海の心がわかる潜水士の養成
渋谷正信●(株)渋谷潜水工業代表取締役
民族、海へ〜わが国初の本格的洋上大学の実現へ〜
茂川敏夫●海事懇話会代表理事
100分の1の想像力を
岡野靖彦●東京大学名誉教授(大学院工学系研究科)
 
社会・文化・地域
海はすべてを知っている
野中ともよ●ジャーナリスト
海観が育つ環境を
濱田隆士●放送大学教授、日本科学協会理事長
鯨が寄りついた日
角本孝夫●特定非営利活動法人サステイナブルコミュニティ総合研究所理事長
海への敬意伝える伝統芸能
疋田正博●(財)地域伝統芸能活用センター主任研究員
船大工の継承はできないのか
石原義剛●海の博物館館長
これからの“国境”を考える
太田昌秀●ノルウェー国立極地研究所上級研究員(教授)、現同研究所嘱託(地質学専攻)
海の開放性と閉鎖性
飯島渉●横浜国立大学大学院国際社会科学研究科助教授・アジア経済史
海を渡った仏教
秋元奈津子●立正大学仏教学部4年
西施とふぐと日本海
高章夫●遊酔(横浜和田町)社長
流氷を科学するまちづくり〜北海道・紋別市の流氷研究国際都市構想〜
赤井邦男●北海道紋別市長
海の民俗知を考える
秋道智彌●国立民族学博物館民族文化研究部教授
海洋文化を地域から〜国際海の手文化都市・横須賀の「よこすか市民会議」の活動〜
片桐信治●よこすか市民会議代表
瀬戸内水軍からみた21世紀への夢と期待
村上隆久●水産経営技術研究所特別研究員
海の邦・沖縄が甦る
上原良幸●沖縄県企画開発部参事
200海里水域の起点となる離島の一層の振興を
宮澤昭一●小笠原村長
御蔵島とイルカ
今村綾美●御蔵島在住
南インド沿岸の貧村が生まれ変わった〜持続可能な沿岸開発の実践をめざす、IOIエコ・ビレッジ・プロジェクト〜
大塚万紗子●IOIジャパン事務局長
 
索引
著者名索引
キーワード索引
編集委員リスト
 
 
この成果物は、PDF形式でも作成されています。ご覧になるためにはあらかじめAcrobat Readerが必要です。「Get Acrobat」ボタンをクリックして無料のAcrobat Readerを入手する手順をご確認下さい。
 
 
 
 





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION