（1）第3回政策説明会開催

　平成15年9月24日午後2時から、恒例となった「JTCA第3回政策説明会」がレストラン立山において開催されました。「日ASEAN交通連携」について、国土交通省総合政策局国際業務課課長稲葉一雄氏を講師に迎え、質疑を含め一時間余りにわたって行われました。稲葉課長のお話しは、おおよそ次の通りでした。

　平成14年1月、小泉首相が歴訪中のシンガポールで「包括的経済連携構想」を打ち出したことに始まった「日ASEAN交通連携」は、同年5月、国土交通省が第13回ASEAN交通次官級会合にて交通分野における協力を呼びかけ、第1回日ASEAN交通次官級会合（平成14年9月、ジャカルタ）において、日ASEAN交通連携基本枠組み（TOR）を合意し、（1）国際物流の円滑化（2）海上交通の安全・海洋汚染の防止促進（3）航空の安全性・効率性向上（4）最新技術の応用による環境及び安全確保のための施策等の4分野について重点的に協力していくことが確認されました。また、日ASEAN交通大臣会合を定期的に開催することに合意し、第1回日ASEAN交通大臣会合を平成15年秋にミャンマーで開催することになりました。その後、日ASEAN交通連携における具体的な協力の内容について検討するため、平成15年5月、東京において日ASEAN交通政策ワークショップを開催し、日本とASEAN双方から22の協力プロジェクトが提案されました。その後、第2回日ASEAN交通次官級会合（平成15年10月22日、ミャンマー）、そして第1回日ASEAN交通大臣会合（平成15年10月25日、ミャンマー）においてこれを審議・検討のうえ、合意された協力プロジェクトは日ASEAN共同で展開することになり、その結果、日ASEAN地域の交通の発展、ひいては日ASEAN地域の経済活動の活性化につながっていくことが期待されています。

　

　

　

（2）第4回政策説明会開催

　「JTCA第4回政策説明会」が平成15年11月7日午後2時から、レストラン立山において開催されました。約20人の参加者を迎え、「平成16年度概算要求」について、国土交通省総合政策局 国際業務課 国際協力政策企画官 竹田 聰氏が講演しました。

　講演の中で竹田氏は、平成16年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について、ODA予算要求（政府全体の省庁別一般会計予算11.9%事業予算6.5%増）、政策統括官関係予算概算要求等について説明されました。

　

　

　JICAと4団体（JTCA、IDI、ECFA、ADCA）の定例意見交換会を以下の通り開催しました。

　

日時：平成15年9月12日（金）

主な議題：

　

　また、10月15日（水）にはJICA吉永理事をはじめとする調達部の方々とコンサルタント業界代表者等との間で業界の経営環境や、国際機関への取り組み状況等について説明し、コンサルタント業界の現状について理解を得ました。10月15日の出席者は以下の通りです。

主な議題：