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海外運輸 2003年10・11月
トピックス
協会創立30周年記念事業について
 協会は本年4月、会員及び関係各位のご支援とご協力のお陰をもちまして創立30周年を迎えました。これを記念して協会では、記念国際協力講演会、30周年記念誌の発行、「海外運輸」特集号の発行などの事業をすすめております。その概要は次のとおりとなっております。なお、「海外運輸」特集号は記念座談会などを含め、1月末発行を予定しております。
 
1. 協会創立30周年記念「国際協力講演会」の開催
 当協会では、今年度、会員(賛助会員含む)に対して、様々な分野の専門家をお招きして国際協力に関わる最新のテーマについて講演していただいたり、当協会が実施した調査研究結果を報告するための「国際協力講演会」を企画し、この9月には第1回目の「講演会」を実施しましたが、今回は、当協会創立30周年記念事業の一環としての「国際協力講演会」を、下記のとおり実施しました。
 
日時:2003年11月11日(火)13:30〜17:05
場所:虎ノ門パストラル新館5階「ローレル」
 
【プログラム】
開会挨拶:当協会会長 竹内良夫
来賓挨拶:国土交通省政策統括官 矢部哲様
基調講演:「開発途上国における都市交通問題の現状と課題」
東京大学工学部教授 森地茂様
協会の歩み:当協会常務理事 桑原薫
調査研究報告:
(1)「運輸分野におけるCDM推進の課題」
竹内義治 元主任研究員
((財)日本気象協会 首都圏支社 主任技師)
(2)「ジャマイカ観光の現状」
前野靖彦 主任研究員
(3)「東南アジアにおける空港の現状と課題」
新関陽一 主任研究員
閉会挨拶:当協会理事長 山下哲郎
 
 当日は、基調講演として、東京大学工学部教授 森地茂様をお招きし、開発途上国における都市交通問題について、先生の豊富な海外でのご経験に基づき日頃お考えになっている事柄をお話していただきました。また、基調講演の後、当協会担当者による昨年度実施した調査に基づく「調査研究報告」を実施しました。
 なお、この「国際協力講演会」の内容につきましては、次回発行予定の「海外運輸」(30周年記念特集号)にて、ご報告する予定です。
 
講演中の東京大学工学部 森地教授
 
盛況な会場及び講演に耳を傾ける出席者
 
2. 30周年記念誌の発刊
 本年は、当協会創立30周年にあたり、現在「JTCA30年のあゆみ」を作成中です。カラーグラビア等も含み、約250頁になる予定です。
 内容としては、第1編は「協会設立の経緯と事務局の変遷」として、昭和47年の設立準備から同年11月27日の設立発起人会、翌昭和48年3月22日の創立総会に至るまでの経緯、その後の事務局の変遷をはじめ、組織や総会、理事会、専門委員会の概要等が記述されています。
 第2編は「事業実績」として、これまで当協会が行ってきた事業の内容を中心として記載されています。即ち、海外情報収集事業、要人招へい事業、プロジェクト形成促進事業、コンサルタンツ研修事業等の国庫補助事業、国庫受託事業、日本財団補助事業、笹川平和財団助成事業、JICA受託事業、JBIC受託事業、更に当協会独自に実施している自主事業と協会の多岐に亘る事業活動を詳細に記しています。
 第3編は「回想記」として当協会創立以来これまで協会活動にご尽力していただいた12名の方々の想い出話などが記載されています。
 第4編は「資料編」として、当協会の定款をはじめ、理事・監事の異動や会員名簿、主要事業年表など会員の皆様の参考となる資料を中心として掲載しています。
 以上が主な内容ですが、現在、編集作業の最終段階を迎え、再度、校正見直し等を行っております。出来る限り早い発刊を予定しておりますが、これまで、関係機関、関係者、特に回想記を執筆して頂いた方には、発刊が予定より大変遅れましてご迷惑をお掛けしております。
 また、発刊後は会員の皆様は勿論、関係機関に対して広く配布し、活用して頂き、会員の更なる当協会事業活動への積極的な参加を願っております。
 
3. 「海外運輸」の特集号
 次号の「海外運輸」(通巻144号、2003年12月・2004年1月号、2004年1月末発行予定)では、30周年記念特集号として、去る11月11日に開催された協会創立30周年記念「国際協力講演会」及び、創立30周年記念座談会の内容を掲載する予定です。
 創立30周年記念座談会は、30周年記念事業の一環として企画しました。会員を代表する6名の方々にお集まりいただき、当協会の竹内会長も参加して、桑原常務理事の司会により、これからの国際協力のあり方、今後のコンサルタントのあり方などをテーマに2時間にわたってお話し合いいただきました。当座談会は11月5日(水)、虎ノ門パストラル「あやめ」の間で行いました。







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