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札幌市営新さっぽろ駅 調査結果概要
 
調査対象としたルート
○ルート1(R1):1〜5出口から南改札からホーム
○ルート2(R2):6〜9出口から北改札からホーム
 
  総評
移動の
しやすさ
○車いす使用者の主動線:R2は外部から改札、改札からホームともエレベーターを利用できる。 R1は外部から改札、改札からホームとも階段、エスカレーターのみのため移動困難で駅員の介助が必要。
○垂直移動:R2はエレベーターが設置。各ルートともエスカレーター設置。
○階段:階段は手すりが設置され、踏面の端の区別がされている。一段手すり。
○誘導ブロック:主要な経路に連続して敷設されているが、一部、不連続な箇所がある。
○警告ブロック:階段手前、エレベーター、エスカレーター、ホーム際、曲がり角に警告ブロックが敷設されている
○列車とホームの隙間・段差:大きい箇所がある(車いす使用者は駅員が対応)
案内情報の
わかりやすさ
○経路案内、設備の位置案内、列車の運行情報:基本的な案内は設置
○料金表:点字運賃表なし。文字が大きく続みやすい
○バリアフリーの経路情報:エスカレーター、エレベーターの位置情報などバリアフリールートへの誘導案内が設置されているところもある
○点字・音声:点字案内や音声案内、盲導鈴がない
○緊急情報:緊急時や危険を知らせる音声以外の案内情報が不足
○ソフト対策:職員の研修、介助体制は一通り整備されている
施設設備の
使いやすさ
○券売機への誘導ブロックなし。車いす使用者は券売機を利用しづらい。
○一般トイレがあり、手すりが設置されたものもある。洋式トイレあり。
○車いす対応トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準を満たしている。
○電話機は車いすで利用できるものもある。
○FAXなど設備が不足。
 
特記事項・事業者コメント
・誘導ブロックの敷設方法は一部独自のものとなっている。近年整備されたものは基準を満たした敷設方法。
 
  移動のしやすさ 案内情報の
わかりやすさ
施設設備の
使いやすさ
高齢者 R1 AB
R2 A+
総 AB
・R2には基準を満たしたエレベーターあり
・各ルートとも改札からホームまでエスカレーターあり
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物おきあり
・改札利用可
・トイレあるが手すりの設置が不足
・洋式トイレあり
肢体不自由者
(非車いす)
R1 AB
R2 A+
総 AB
・R2には基準を満たしたエレベーターあり
・各ルートとも改札からホームまでエスカレーターあり
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物おきあり
・改札利用可
・手すりのついたトイレ有り
・洋式トイレあり
肢体不自由者
(車いす使用者)
R1 C
R2 A+
総 AB
・R2の外部から改札、改札からホームともエレベーターを使用
・列車とホームの段差が大きい場所がある
B ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
・バリアフリールートに関するサインが充実
B ・券売機は利用しづらい
・車いす使用車に対応した発券カウンターあり
・車いす用トイレがあり、広さ、扉、手すりの基準に適合しているが、通報装置がない
視覚障害者 R1 C
R2 B
総 B
・各ルートとも主要な経路に誘導・警告ブロックが敷設されている
・敷設方法に独自手法あり
・階段端の色の区別がある
・列車とホームの隙間が大きい箇所がある
BC ・音声は全般的に不足 AB ・券売機への誘導ブロック、有人改札への誘導ブロック共になし
・設備の音声案内が不足
内部障害者 R1 AB
R2 A+
総 AB
・R2には基準を満たしたエレベーターあり
・各ルートとも改札からホームまでエスカレーターあり
・列車とホームの間に隙間あり
AB ・経路案内
・施設の位置案内
・運行情報
・緊急時の案内
上記の主要な案内情報は提供
AB ・券売機に荷物おきあり
・改札利用可
・トイレはあるが手すりの設置が不足
・洋式トイレあり
聴覚及び
言語障害者
  B ・緊急時の音声以外の案内が不足
・手話対応は不可
B ・FAXなし
・音量調節付電話を設置
知的障害者 AB:基本的な案内サインが図記号で提供
外国人 AB:基本的な案内サインが図記号及び英語・ローマ字で提供







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