2 試作機の性能試験(写真−II.4.2参照)
平成13年10月11日(気温:22.5℃,水温:20℃)、株式会社カネヤス内施設にて性能試験を実施した。
写真−II.4.2 I型散布管
3 海上試験(写真−II.4.3、4参照)
平成13年12月10日(気温:9.4℃、湯温:36.2℃、風速:北東2m/s、気圧:1017hPa)、海上災害防止センター防災訓練所(横須賀市)にて散布装置(I型)に関し、実海域における性能を確認した。
写真−II.4.3 海上試験(散布高さ2m)
写真−II.4.4 海上試験(散布高さ3m)
4 耐油性浸漬試験
油分散剤散布装置(試作機)の製作と平行し、下表に示す散布装置に使用する資材を自己攪拌型油分散剤(S−7)に浸漬し、その耐油性を調査した。浸漬期間は70日間として期間中適宜資材の変化(膨張、柔軟、収縮等)を調査した。
調査結果一覧表
この試験結果に基づき、油分散剤散布装置(試作機)の資材に変化をきたした部品は耐油性の高い資材に変更した。変更した部品と資材は以下のとおりである。
・散布管接続 ワンタッチカプラ用パッキン |
:ニトリルゴム |
・ホース接続 レバーロックカプラ用パッキン |
:ニトリルゴム |
・ホース接続 レバーロックカプラ |
:ポリプロピレン |
・ホース |
:PVC(TAC SD−Cホース) |
・ポンプユニット配管部ボールバルブ |
:PVC |
|