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(3)交通施策を検討していない理由
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図5 交通施策を検討していない理由(有効回答数=177)
 (2)の「交通施策を検討していない」と答えた177の自治体について、施策を検討をしていない理由をみると、49.7%の自治体が、「交通渋滞等の交通問題がない」と答えており、「施策を検討、実施していくための十分な財源がない」と答えたところは41.2%あった。
 
(4)交通施策検討上の問題点
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図6 交通施策検討上の問題点(有効回答数=676)
 交通施策を検討していくうえでの問題点としては、「交通施策を導入するための十分な財源がない」と答えた自治体が最も多く、65.7%の自治体が問題として抱えている。次に多い、「交通施策導入に関する知識の不足」と答えた自治体は、25.6%であった。
 
(5)エコモとの協働に関する関心度
図7 エコモとの協働に関する関心度(有効回答数=853)
 エコモとの協働に関しては、「関心がある」と答えたところが約5%で、「もう少し説明を聞かないとなんとも言えない」と答えたところも合わせると23.8%という結果であった。
 
(5)-1 「交通施策を検討していない理由」と「エコモとの協働に関する関心度」
 施策を検討していない自治体でも、何らかの支援を行うことにより交通施策の検討を行う自治体があるかどうかを把握するために、施策を検討していない理由別に「エコモとの協働に関する関心度」をみた。
 
表1 「交通施策を検討していない理由」と「エコモとの協働に関する関心度」(有効回答数=177)
交通施策を検討していない理由 関心がある もう少し説明を聞かないとなんとも言えない 関心がない 総計
交通施策に関する情報や人的資源が不足している 3.1% 15.6% 81.3% 32
関係者(事業者、市民等)との合意形成が困難 0.0% 26.7% 73.3% 15
交通渋滞等の交通問題がない 0.0% 2.3% 97.7% 88
道路のハード的整備を優先している 1.9% 3.7% 94.4% 54
新規交通施策の効果に対して疑問がある 0.0% 0.0% 100.0% 7
施策を検討、実施していくための十分な財源がない 1.4% 12.3% 86.3% 73
その他 0.0% 18.2% 81.8% 11
 
 「交通施策に関する情報や人的資源が不足している」や「関係者(事業者、市民等)との合意形成が困難」と答えた団体については、「関心がある」、「もう少し説明を聞かないとなんとも言えない」と答えたところが20%前後あった。







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