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法人ハイヤー・タクシー事業におけるグリーン経営推進チェックリストと記入の手引き
◎「法人ハイヤー・タクシー事業におけるグリーン経営推進チェックリスト」は、左頁の「記入の手引き」を参照して記入してください。
 
◎その結果を最終頁の「チェック結果 集計・評価表」に記載し、グリーン経営推進の参考としてください。
 
◎グリーン経営の実施について、詳しい内容を知りたい方は、別冊「法人ハイヤー・タクシー事業におけるグリーン経営推進マニュアル」に項目別に詳述してありますので、適宜参照してください。
 
平成15年3月
 
交通エコロジー・モビリティ財団
 
「グリーン経営推進チェックリスト」とは
 法人ハイヤー・タクシー事業者のみなさんが「グリーン経営推進マニュアル」に沿って環境に配慮した経営(グリーン経営)を進めるためには、まず、それぞれの企業の環境保全への取組を把握し、改善すべき事項はないか、今後どのような取組を進めていったらよいかなどを検討することが必要です。
 この「グリーン経営推進チェックリストと記入の手引き」は、事業者のみなさんが、取組の現状をチェックし、今後の取組を考えていくための手掛かりを得るためのものです。
 
(グリーン経営推進チェックリストにおける評価項目)
 チェックリストでは、環境保全に関して法人ハイヤー・タクシー事業者に取り組んでいただきたい項目として、以下の項目を取り上げました。
 全ての事業者にぜひとも取り組んでいただきたい項目(1.〜6.)と、事業者に任意に取り組んでいただく項目(A.〜B.)とに分けてあります。
 
「グリーン経営推進チェックリスト」における評価項目の体系
評価項目
大項目 小項目(具体的取組内容)
1. 環境保全のための仕組み・体制の整備 環境方針
推進体制
従業員に対する環境教育
2. エコドライブの実施 燃費等に関する定量的な目標の設定等
エコドライブのための実施体制
アイドリングストップの励行
推進手段等の整備
3. 低公害車の導入 低公害車等:導入目標の設定と取組
4. 自動車の点検・整備 点検・整備のための実施体制
車両の状態に基づく適切な点検・整備
法定点検に加えて環境に配慮した独自の基準による点検・整備の実施
5. 廃棄物の適正処理およびリサイクルの推進 廃棄物の適正な管理
6. 空車走行距離の削減および効率的走行の推進 空車走行距離の削減
効率的走行の推進
A. 営業所における環境保全  
B. 社会とのコミュニケーション  
・・・  
 
(取組レベルの設定)
 各チェックリストは、その内容によってレベルの低い取組から高い取組へむけて、「レベル1」→「レベル2」→「レベル3」の3段階で構成されています。
 チェックリストで取組をチェックすることにより、自社の取組がどのレベルにあるかが分かるようになっています。
 各評価項目の3段階の評価尺度は、各評価項目間で評価レベルに大きな差異が生じないよう、概ね次の基準により設定してあります。
 
環境パフォーマンス評価におけるレベル基準
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(「記入の手引き」について)
 チェックリストの左ページに「記入の手引き」欄を設け、それぞれの項目について,取組のねらいや記入にあたって注意すべき事項や参考情報を示しました。
 
チェックリストの記入の仕方
■別紙「チェックリスト結果記入用紙」を使用してご記入ください。
 
■チェックリストは、会社、営業所あるいは事業所単位の内容をご記入ください。
 チェックリスト記入の目的はグリーン経営を進めることにあります。チェックリストの記入にあたっては、事業規模、事業所等の所在、事業形態などを考慮し、グリーン経営に取り組むのに適当な組織の単位(会社、営業所、事業所単位)でご記入ください。
 
■チェックリストは事業所等の責任者(もしくは環境担当責任者)の方がご記入ください。
 
(拡大画面:10KB)
 
■チェック項目には、数量的な情報など具体的な内容を記入する場合は、※付表○となっていますので、記入の仕方にそってご記入ください。
 
チェック結果のとりまとめについて
 チェックが終わりましたら、チェックリストに添付されている「チェック結果 集計・評価表」(以下、「集計表」という)にチェック結果を記入してください。
 集計表は、自社の取組内容や取組結果がどのランクにあるかを一覧で把握したり、前年度と比較したりする場合にご活用ください。
 
■評価項目(小項目)ごとに、チェックした取組内容のレベルに応じて到達度をつけます(レベルは各項目の末尾に記されています)。
・レベル1に到達していれば「1」、レベル2に到達していれば「2」、レベル3に到達していれば「3」となります。
・なお、該当なしの項目については、集計表に「該当なし」の欄がありますので、そこに○をつけてください。
・取組レベルの評価としては、低位のレベルの内容を満足してはじめて次のレベルに移ることができることとします。したがって、低位のレベルの内容を完全に満足しない状態で次のレベルの内容が多少満足されていたとしても、その次のレベルに到達しているとは見なしません。例えば、レベル1とレベル3にチェックがつき、レベル2にはチェックがつかなかった場合、その取組についての評価は「1」となります。
・評価項目(小項目)の中には、以下の囲みのレベル2ように、同じレベルの取組項目が複数ある場合があります。これらについては、到達度2を項目数で割り、チェックのついた項目数だけ到達度を加えます。
 
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・また、評価項目(小項目)の中には、以下の囲みのように、評価項目の下に具体的な取組が記されているものもあります(→以下)。これらについては、到達度1を項目数で割り、チェックのついた具体的取組数だけ到達度を加えます。
 
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■各評価項目(小項目)の到達度を相互に線で結びます。
・「チェック結果のとりまとめイメージ」に示すように、各評価項目(小項目)の到達度を相互に線で結ぶことによって、全体としての到達度を把握することが可能になります。
・また、前年度の把握結果と比較し、到達度レベルを結んだ線が右に移動していれば、全体としての到達度が向上したことがわかります。
 
チェック結果のとりまとめイメージ
(拡大画面:129KB)
 
○事業概要についてご記入ください
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○対象組織における保有自動車数(営業用車だけでなく、自家用車を含みます)についてご記入ください
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