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グリーン経営推進チェックリスト
記入の手引き
○環境保全への取組を進めるためには、まず、企業として何のために、何を目的に取組を進めるかなどを会社の方針(環境方針)として示したうえで、取組のための責任者や組織、権限等を決めてください。また、実際に環境保全の取組を行うのは従業員のみなさんですので、従業員に対する環境教育を行ってください。
 
【環境方針】
○環境方針とは、環境保全に関する経営方針を文書にしたものです。
 
○環境方針には経営方針の中に環境保全への取組を盛り込んだものと、独立した方針として示したものとがあります。
 
○環境方針の内容としては、まず、環境に関わる法規制を守ることを明確にしたうえで、自社の体制に合った自主的な取組に関する方針を盛り込むのが一般的です。
〔環境方針の例:グリーン経営推進マニュアルP17〜18参照〕
 
【推進体制】
○推進体制とは、ここでは、環境保全への取組を進めるための管理責任者、責任者を補佐する組織、それぞれの責任や権限を指します。
 
○企業の規模によっては、管理責任者のみの場合がありますが、管理責任者を補佐し、従業員の取組をリードする組織を置く場合もあります。
 
○環境保全への取組をうまく進めるためには、管理責任者等の責任や権限、役割について、社内報や掲示、回覧等で従業員に周知してください。
〔推進体制の例:グリーン経営推進マニュアルP19参照〕
 
【従業員に対する環境教育】
○環境教育の内容として、まず、環境に関わる法規制や行政指導の内容、車両の運行による環境への影響、エコドライブの必要性などがあります。
 
○一人ひとりの従業員が環境問題に関心を持ち、自主的に取組を進めるため必要な環境に関する一般的な知識や情報も重要です。
 
チェックリスト
1. 環境保全のための仕組み・体制の整備
 
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記入の手引き
○エコドライブは、CO2の削減、沿道における大気汚染や騒音問題の低減などに役立つとともに、燃費の向上により燃料費を節減できるので、積極的に取り組んでください。
 
○エコドライブを会社として実施し、燃費の改善や環境負荷の低減を図るためには、
−まず、日頃から燃費管理を徹底して行い、それをもとに燃費の改善目標を設定します。
−次いで、エコドライブ推進のための責任者を設置し、計画的な取組を進めます。
−さらに、実際にエコドライブに取り組むドライバーへの教育や指導を進めたり、必要に応じてドライバーの励みになるような表彰制度などを実施します。
−また、会社としてエコドライブの結果を把握したり、ドライバーがエコドライブに取り組みやすいような装置や機器を導入します。
 
○エコドライブを進めるためには、その他にも様々な取組が考えられますが、ここでは、特に次の事項については、積極的に取り組んでください。
−燃費目標の設定、エコドライブの計画的な実施、エコドライブ実施のための体制の整備、エコドライブについての教育、指導、アイドリングストップの励行、推進手段等の整備を取組項目としています。
 
【燃費等に関する定量的な目標の設定等】
○車両の走行距離や燃料の使用状況は、関係機関への報告、運転日報、燃料の購入伝票等をもとに把握可能です。記入した情報の対象とした時期や期間については明確にしておいてください。
 
○表の記入方法
(1)車種別の把握が困難な場合は、合計のみ記入してください。
(2)期間は最新の1ヶ月間、1年間など、最も記入しやすい形で記入してください。
(3)道路運送車両法の規定により、最大積載量5トン以上又は車両総重量8トン以上のものを大型貨物自動車といい、この分類にしたがって区分しています。
(4)二酸化炭素排出量は以下の式によって計算してください。
二酸化炭素排出量=期間燃料使用量×二酸化炭素排出係数
 
チェックリスト
2. エコドライブの実施
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