日本財団 図書館


19 水ロケットを飛ばそう
総合的な学習の時間での関連テーマ:環境、健康
他の教科との関連:図工
準備するもの
 自転車の空気入れ(ボール用のピンのついたもの)、ペットボトル、ゴム栓(5〜7番)
 
ながれ
1. 空気入れの先をボール用に替える。ゴム栓に穴をあけ、ピンを刺す。
2. ペットボトルに水を3分の1くらい入れてゴム栓をつけ、1人がゴム栓のところをはずれないように持っている。
3. もう1人の人は空気入れで力いっぱい空気を送る。そろそろかな?というときにゴム栓を持つ手をゆるめるとペットボトルが空に舞い上がる。
20 水車を作ろう
総合的な学習の時間での関連テーマ:自然体験
他の教科との関連:図工
 基本的に風車になるものなら何だって水車にはなる。でも、ここでは水車の方が向いているものを集めてみた。茎が水にぬれたときの性質は覚えておくといろいろ応用できるよ。
 
1. タンポポの水車を作ろう
(1)なるべく茎の太いしっかりとしたタンポポを選ぶ。
(2)ナイフで図のように茎の両はしに4か所か8か所切れ込みを入れる。
(3)水につけると、切れ込みがそり返るので水車ができる。
(4)茎に針金か細い枝、またはマツ葉を入れて、木の枝などで流れにかける。軽いので弱い流れでもクルクル回るよ。
■参考
 イタドリも中が中空なので水車になるよ。でも、春先の若い茎を使わないと、水に入れても切れ込みがそらないので注意。
 
2. ダイコンの水車を作ろう
(1)ダイコンの中程の太い部分を2〜3cmくらいの厚さに切る。
(2)側面に6〜8枚くらいの羽根をさす。羽根は厚紙、かたい葉、貝がらなど何でもいいけど、同じ大きさのものを選ぼう。
(3)中心に木の枝やタケひごを渡して完成。少し流れの速いところにかけよう。
3. ノカンゾウの水車
(1)葉を切ってたてに2つに折る。
(2)横に2つに折る。
(3)図のようにこれを4つ組み合わせる。
(4)ぎゅーっと引く。
(5)真ん中に穴をあけて木の枝やタケひごをさすと完成。
21 「ヤナ」で魚とりにチャレンジ
総合的な学習の時間での関連テーマ:環境、自然体験
他の教科との関連:社会
 澄んだ清流には、たくさんの魚が泳いでいる。ここでは、魚を生け捕りにする「ヤナ漁」を紹介しよう。
 
ヤナ漁とは・・・
 ヤナ(地方によって、その呼び名や作り違いがある)という道具を使って、川上から追い込んだ魚や、流れてきたりする魚を取る方法だ。5〜20cmぐらいの魚を取ることができる。ここで紹介するヤナは、ラッパのような形をしており、浅瀬が続く少し川幅の狭い場所で魚を取るのに適している。
 
準備するもの
長さ約70cm、直径約10cmの孟宗竹(もうそうちく)・錐(きり)・針金・銘(なた)・1mぐらいの番線(針金の太いもの)
 
作り方
1. 長さ70cm、直径10cmの孟宗竹を用意しよう。下の図のように、節が三カ所残るように切る。AとBの節は、くり貫く。Cの節には、入ってきた水を逃すための穴を錐(きり)であける。
2. 真ん中の節(B)の下を針金でしばり、片方の節から鉈(なた)でBまで切り込む。(8カ所)
3. 1mぐらいの番線で直径25cm〜30cmの輪を作る。それを、Aの内側に入れて、竹一本ずつと番線を針金でくくりながら固定していくと、「ヤナ」のできあがり。
 
ヤナ漁の仕方
 石などを積み、川の水を「Vの字型」にせき止め、その真ん中にヤナを置こう。しばらくして、川上から水に入り、ジャブジャブと水音をたてながら魚を追い込んでいく。きっと、BからCの筒の中にたくさん魚が入っているぞ。
 
(拡大画面:13KB)
 
22 古代食にチャレンジ
総合的な学習の時間での関連テーマ:自然体験
他の教科との関連:社会、家庭科
 現代人の食は豊かになったかに見えるけれど、添加物などの問題も多い。赤米を土器で煮て食べてみたら、考えが変わるかも。
 古代人の主食は、木の実やいも類。各種山菜、獣や魚の肉なども食べていただろう。縄文時代の終わりには、穀物の栽培も行っていたかもしれない。
 
準備するもの
粟、稗、赤米、鰯、鯵、鳥肉など、石器、串、ほおの葉
 
1. 稗、粟、赤米などをたく
 稗や粟は、野性のものを採取しても良いが、入手できない場合は、穀物店に問い合わせると、食用のものが手に入る。土器に入れ、白米の場合よりやや多めに水を入れて煮る。
 赤米も、穀物店でとりよせてもらえる。
 白米との違いを味わってみよう。
 
2. 小魚、鳥肉などを調理する
 鰯や鯵などの魚を調理しよう。竹串にさして火にかけたり、石焼きにすると手軽で楽しい。石器でうろこをとったり、内臓をとりだしたりする体験も行ってみたい。
 鳥肉については、羽をむしった鶏丸ごと一羽か、骨つきのモモ肉を購入してきて石器で切り取ると良い。
 石焼きの際、石をたきびで十分に熱したのち、カシワやホオノキの葉などをしき、その上で魚や肉を焼くとこげつかなくて良い。
(1)矢印の方向にうろこを石器でとる。
(2)石器で切り込みを入れ内蔵をとりだす。
(3)ホオノキやカシワの葉をしいて焼く。
(4)串を口からえらを通し、後尾近くにさす。
3. 山菜を採る
 近くの山や公園に出かけ、季節の山菜や野草を採取、調理してみよう。イタドリやセリなどを塩でゆでたり、タケノコやワラビなどを粟や赤米といっしょに炊き込んだりしても良い。また、山菜採りに出かけるときには図鑑を持っていくこと。
 よく似ていて毒のある野草に気をつけよう。







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