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2. 日中文化観光交流事業(訪中)の開催
 日中国交正常化30周年を記念して日中文化観光交流事業が開催され、9月21日〜9月22日には日本から13,000人を越える旅行者が、中国を訪問し大規模な日中の国民交流が行われた。5月には本交流事業に中国から5千人を超える参加者が我が国を訪問している。
 なお、今回9月に行われた行事の概要は以下のとおりである。
 
9月21日
・日中両国の要人の会見
 人民大会堂の北京の間において、中国から銭其副総理、買慶林北京市書記、宋健中日友好協会会長他が日本からは、橋本龍太郎元総理・「日中国交正常化30周年を成功・発展させる議員の会」(以下「議員の会」)会長、扇千景国土交通大臣をはじめ官民の要人が参加して、日中両国の要人の会見が行われ、今回の大規模な国民交流の意義を相互に確認するとともに双方の努力によって関係行事の成功を期した。また、両国間の旅行者が近年急速に増加していることについて、今後もその拡大を図っていくこととした。
 
・中国側主催歓迎レセプション、交流アトラクションの開催
 中国側主催の歓迎レセプションには、日本から6,200人の旅行者が参加し、盛大に行われた。中国を代表して何光国家旅游局長、劉淇北京市長、銭其副総理から歓迎の挨拶があり、これに対して日本を代表して扇千景国土交通大臣、野田毅保守党党首、山崎拓自由民主党幹事長、橋本龍太郎元総理・議員の会会長から挨拶があった。
 また、両国の文化芸能の交流アトラクションも開催された。
 
9月22日
・植林式典・記念碑除幕・植樹
 北京市八達嶺(万里の長城付近)において、約4,000人の旅行者が参加し、記念植林が行われた。
 まず、植林式典が行われ中国からは、何光国家旅游局長、陳昊蘇中国人民対外友好協会会長、買慶林北京市書記が、日本から扇千景国土交通大臣、谷野作太郎日中文化観光交流委員会代表幹事、野田毅保守党党首が挨拶を行った。
 また、今回の植林を記念して、現地には江澤民中国国家主席の書で「中日友好万人友誼林」と記された記念碑が設置され、除幕式が行われた。
 最後に両国の要人による植樹が行われた。
 
・日中両国要人の記念撮影・会見
 中国からは江澤民中国国家主席、胡錦濤中国国家副主席ほかが、日本からは橋本龍太郎元総理・「議員の会」会長、扇千景国土交通大臣をはじめ官民の要人が参加して、記念撮影を行い、その後会見を行った。
 
・交流式典、交流アトラクションの開催
 交流式典には橋本龍太郎元総理・「議員の会」会長、扇千景国土交通大臣をはじめ日本からの約13,100人の旅行者が参加した。
 今回の大規模な国民交流で日中両国の観光交流が一層拡大し、友好と親善が深まった。







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