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3. 世界観光機関(WTO)奈良会議の開催
 10月22日〜24日(木)まで「世界観光機関(WTO)奈良会議」が奈良県新公会堂において開催された。フィリピン(議長国)、カンボディア、韓国、中国をはじめ16カ国から約60名の参加があった。
 第1日目は第38回世界観光機関(WTO)東アジア太平洋地域委員会が行われ、地域内の各国における活動状況の報告や2001年の地域内における観光市場の動向等が発表された。また10月に発生したバリにおける爆発事件を非難し、今後も東アジア太平洋地域の観光の成長を確保するため共に取り組む旨の決議を採択した。
 また、2日目は「東アジア太平洋地域の観光交流」と題してセミナーを行った。
 概要については以下のとおりである。パネルディスカッションの司会進行は、香港理工大学ホテル観光経営学院教授学院主任 田 桂成氏がつとめた。
 
第1日目 10月22日
開会式
・主催者挨拶 フランジアリWTO事務局長
・開催国挨拶 岩村国土交通省国土交通審議官
・開催地挨拶 柿本奈良県知事
 
地域委員会(議長国:フィリピン)
(地域委員会式次第)
・議題の採択
・議長挨拶
・WTO事務局長報告
・地域活動報告
・2001年地域の旅行市場の動向報告
・2002年5月のエコサミットの概要
・観光倫理コードの更新
・第39回地域委員会の開催地及び開催日
 
第2日目 10月23日
(講演内容)
WTO導入講演:
世界観光機関(WTO)アジア太平洋地域代表
ハッシュ・ヴァルマ氏
基調講演:
「東アジア太平洋地域の観光交流の現状と今後」
(社)日本旅行業協会副会長 舩山 龍二氏
講演:
「観光目的地としての日本及び来訪需要の特徴」
国際観光振興会総務部次長(企画調査担当)
三瓶 文博氏
「フィリピンの観光の再活性化のためのとりくみ」
フィリピン政府観光省大臣
リチャード・ゴードン氏
「域内観光の発展における政府の役割」
カンボディア政府観光省上級大臣
ヴェン・セレブッス氏
「域内観光の開発と振興」
タイ国政府観光庁顧問
プラデーツ・パヤカビチェン氏
「東アジア太平洋地域における域内観光の開発と振興:インドネシアの見通し」
インドネシア政府観光省副大臣
サムリン・バクリ氏
「域内観光・香港の経験について」
香港経済開発労働局観光委員会副大臣
ダンカン・ペスコド氏
「韓国の観光動向」
韓国文化観光省国際観光課長 姜 基洪氏
韓国文化観光省国際観光課事務官
章 致英氏
「中国の対外観光交流」
中国国家観光局大阪駐在事務所所長補佐
鄭 保塁氏







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