平成14年度第1回理事会・評議員会
平成13年度事業報告
(1)調査研究事業
(1)北部九州圏における海上貨物輸送と鉄道貨物輸送の連携に関する調査研究(12〜13年度) <日本海事財団補助事業>
本調査は、北部九州圏における国際物流の現状、中国道貨物輸送の実態と北部九州圏との連携可能性等を明確にした上で、北部九州圏の港湾を結節点とした海上貨物輸送と鉄道貨物輸送の連携による複合一貫輸送の促進に向けて求められる方策と課題について明らかにした。
(2)航空貨物分野での九州における地方空港活用に関する調査研究 <(財)空港環境整備協会助成事業>
九州おいて国際航空貨物を取り扱う事業者及び関係者に対するヒアリング調査等を通じて、長崎空港の国際航空貨物物流拠点としての可能性等を検討するとともに、全国的な国際航空貨物需要動向や他空港の先進事例等を分析し、今後の長崎空港の活用方策についてとりまとめた。
(2)施設整備事業
(1)九州圏における海運振興関連施設整備
生鮮食料品輸送・保管のための保冷コンテナ及び冷凍コンテナの整備
・保冷コンテナの整備 |
福江〜青方〜博多航路 |
1個 |
鹿児島〜三島航路 |
1個 |
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鹿児島〜喜界〜知名航路 |
1個 |
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・冷凍コンテナの整備 |
鹿児島〜奄美〜那覇航路 |
1個 |
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(3)一般事業
(1)機関誌「九州うんゆジャーナル」の発行
海運及び流通に関する情報を収集して編集、発行し賛助会員その他関係者に配布した。
13.7.20 夏号発行 (VOL.62) 13.10.20 秋号発行 (VOL.63)
(2)「九州運輸要覧(海運編)」の発行
九州・山口地区における海運及び流通に関する情報を収集し、ハンドブックとして編纂・配布した。
(3)物流講演会の開催
福ト協政策研究会と共催で「新春物流講演会」を開催した。(参加者数:300名)
日 時:平成14年1月16日 14:00〜16:00
開催地:福岡市 ホテルセントラーザ博多
テーマ:「激動の時代をどう生き抜くか 〜勝ち組企業の条件〜」
講 師:(有)TSKプランニング経営コンサルタント 立川昭吾氏
講師を招いて交通・運輸全般ついて情報提供を行い、テーマに沿って参加者が自由・活発な討議・対話を行う場として「第1回九州運輸コロキアム」を開催した。(参加者数:50名)
日 時:平成13年11月19日 18:00〜20:00
開催地:福岡市 九州旅客鉄道(株) 会議室
テーマ:「需給調整規制廃止後の地域交通 〜英国におけるバス事情を中心として〜」
講 師:東京商船大学 商船学部助教授 寺田一薫氏
(4)「九州の物流」の発行事業
九州圏における貨物流動及び経済に関する統計資料を、日常の業務や研究等に広く活用できるハンドブックに編纂して配布した。
(5)受託事業
(1)物流シンポジウム2001の開催
九州地域におけるこれからの物流戦略の方向性について理解と関心を深めるために「物流シンポジウム2001」を開催した。(参加者数:500名)
日 時:平成13年6月8日 13:30〜17:00
開催地:北九州国際会議場 メインホール
テーマ:「21世紀初頭における物流戦略 〜3e物流の構築をめざして〜」
講師・コーディネーター:神奈川大学経済学部教授 中田信哉氏
パネリスト: |
・松下電器産業(株)海外業務本部 |
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構造改革プロジェクトT21物流チームリーダー |
山口隆司氏 |
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・日鐵運輸(株)代表取締役社長 |
酒井英孝氏 |
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・(社)日本ロジスティクスシステム協会 |
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ロジスティクス情報化推進会議首席システム研究職 |
大久保秀典氏 |
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・北九州市立大学経済学部教授 |
齋藤貞之氏 |
(2)ITを活用したトラック事業者の新ビジネスの方向性に関する調査
福岡県のトラック事業者におけるITを活用した新ビジネスの展開可能性、有望と考えられる新ビジネスの内容等について検討し、IT活用の観点からみた福岡県の位置づけ、IT活用の全般的な方向性、IT活用の事業類型ごとの方向性をとりまとめた。
(3)北九州貨物ターミナル駅の利用促進に関する調査研究
平成14年3月に北九州貨物ターミナル駅が竣工するのに伴い、アンケート調査及びヒアリング調査を実施して、北九州貨物ターミナル駅利用の問題点・課題を整理して、同駅の利用促進策について提言を行った。
(4)大分県内の主要港を利用したモーダルシフト推進に関する調査
大分県の主要港を利用したモーダルシフト推進のあり方について検討するため、トラック事業者に対するアンケート調査及びヒアリング調査を実施し、モーダルシフト推進の阻害要因及び実現可能性について調査を行い、モーダルシフト推進のあり方について提言を行った。
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