6・2 ベクトル
6・2・1 ベクトルの表示
(拡大画面:59KB)
注:上記A、Bは絶対値である。
6・2・2 ベクトルの正と負
図6・7
図6・7において、図6・7(a)のようにbからaに向って起電力eが発生したとすれば、これをベクトルで表す場合、図6・7(b)のように基準ベクトルとして
と示す。
次に図6・7(c)のように、aからbに起電力e´が発生したとすれば、これはeとは180°の向きが変わっているので図6・7(d)のように
′のベクトルが書けるはずである。ところが方向だけ180°異り、その量が等しければ−
とも書ける。よって
′=−
と書いてよいことになる。
6・2・3 ベクトルの和
(拡大画面:16KB)
図6・8
図6・8(a)のように、起電力
と
の和は図6・8(b)のように考えられる。よって、このベクトル和を求めるには図6・8(c)、(d)、(e)のように
と
の平行四辺形を画きその対角線がベクトル和となる。即ち、合成起電力Eとなる。
描き方は図6・8(c)、(d)、(e)の何れでもよい。式で書けば
6・2・4 ベクトルの差
(拡大画面:14KB)
図6・9
図6・9(a)において、合成起電力の向きをb
2
→a
2
にとれば図6・9(b)のように
のベクトルは逆になる。この関係即ち
+(−
)のベクトルを図で画けば図6・9(c)及び(d)のような図になる。図6・9(c)、(d)何れでもよい。よって合成起電力
を式で書けば